海外で道を拓く日本人クリエイターのいまをレポート。今回は、シンガポールでエンターテインメント性の強いイベントやプロモーションを手がけるクリエイティブディレクターの高塚博之さんを紹介する。

01 「One Raffles Place Floating Garden」
日本人フラワーアーティストと協業で、6万本のガーベラ(生花)を吊るした。
Partner: Frontage Asia/Dan Takeda
アジアのハブから、日本らしい
エンターテインメントを発信する
シンガポールを拠点にWeb制作やイベントのクリエイティブディレクターとして活動している高塚博之さん。2003年に日系のデザイン会社に誘われたのが海外で仕事をするきっかけになった。それまで海外在住経験は無く、英語の準備をせずに飛び込んだこともあり、当初はランチの注文もままならなかった。自分のアイデアや意見をうまくローカルチームに伝えられない悔しさがバネとなり、ビジネスの場を常に意識しておくことで言葉の壁を乗り越えた。
シンガポールには、欧米、インド、東南アジアとあらゆる国のクリエイターが集まっているため ...