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新商品開発のためのチームとアイデア

美術館のコンセプトを反映したこれまでにないミュージアムグッズ

金沢21世紀美術館

2013年夏、金沢21世紀美術館は同館ならではのミュージアムグッズの発売を開始した。それは従来のグッズにはない、ブローチ型のポケットだった。

01 第一弾、第二弾の「MY POCKET」。

館長と一緒に制作

「従来のミュージアムグッズを超えた、新しい感覚のグッズをつくりたい」。金沢21世紀美術館 秋元雄史館長からドラフト プロデューサー中岡美奈子さんのもとに、こんな相談があったのは2012年夏のこと。近年、美術館のミュージアムショップが充実する一方で、ミュージアムグッズは展示に関連したもの以外では、ロゴマークが入ったペンやファイルなどが多く見られる。全国どこへ行っても、各美術館のオリジナリティがあるとは言いがたいのが現状だ。「金沢21世紀美術館は建物の構造、企画内容ともに多くの人に開かれた美術館で、来場者も美術愛好家だけではなく、子どもからお年寄りまで幅広い。その中で特に女性が気軽に身に付けられるようなグッズで、ここに来た記念に多くの人が喜んでくれるものをつくりたいというのが、秋元館長の思いでした」と、中岡さんは振り返る。

この美術館を通して館長が広めていきたいテーマの一つでもある工芸をモチーフに、というリクエストを受けて、中岡さんはドラフト アートディレクター 平野篤史さんと企画を開始。工芸というヒントを得て各種の素材とグラフィックの面白さを検討する中で、アクセサリーに企画を絞った ...

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