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C-1グランプリ

玉山貴康さんと中嶋貴久さんが選ぶ「若者の”お酒離れ”をくいとめるコピー」

プロ・アマ問わず競うコピーバトル、C-1グランプリ。今回は今年の「コピー年鑑」の編集委員長を務めた玉山貴康さんとアートディレクター 中嶋貴久さん。二人が選んだ「若者の“お酒離れ”をくいとめるコピー」とは?そして、C-1グランプリ100回記念の課題も発表です!

出題テーマ:若者の“お酒離れ”をくいとめるコピー

「酒は学校だよ。」これはサントリーオールドの広告のコピー。20年前に開高健さんの写真で展開されていました。たった6文字。シンプル。なのに深い。お酒の価値が凝縮されている気がします。今回の課題に対するコピーとしても十分に機能する。出題した理由は、このコピーを超えるものに出会えたらいいなぁとの想いから。お酒に限らず、車、新聞、ガム、SEX、etc.…「若者の○○離れ」には食傷気味かもしれませんが、言葉の力で何とかできるとしたらどう言うか、チャレンジしてくださった皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。

総応募数は1,215本。方向性を大別するとざっくり、シラフはなにかとソン系、飲めば許される系、恋愛がうまくいく系、親孝行にもなる系、SNSのネタになる系、逆にSNSよりこっち系、とりあえず飲んでみ系、自分への投資系…、あたりでした。やっちゃいけないと思ったのが、こっちは合法です系。悪いものに絡めるのはお酒が良くみえないですね。全体的にもう少し粘るといいのに、惜しい!というものが多かったです。コピーを掘り下げるには、なぜ?どういう意味?としつこく問い掛けて、新しい解釈を発見することです。老婆心ながらご参考までに。(玉山)

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グランプリ

いろいろ忘れてみませんか

河嶋楓雅(同志社大学)
若いなりに色々考えてるけど、口に出せず、一人悶々と過ごす日々...。そんなときに言われると、グビッといっちゃいそうなものを考えました。いつも飲み過ぎるのは、大人になれてないってことなんですかね。

毎日忙しい。多くの人とのやりとり。迫られる。いや欲してる?ぼっち恐怖症?独りでも平気ってオトナかも。あの解放感で自分の時間を、と誘っている。(玉山)


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男にきっかけを。女には言い訳を。

平岩大知

恋愛でのお酒の価値をシンプルに言い当てている。強く言い切ったのが面白い。説得力がありますね。飲みたくなる。でもこの男女観。現代だと逆もアリか?(玉山)

飲まずにやっていけるなんてすごいなぁ、最近の若者は。

塚本和樹

これはほぼ僕が抱いていた感覚に近かった。飲んでる大人が飲まない若者に対して、まずは感心しちゃう。でも、深読みすれば、シニカルな挑発にもとれる。(玉山)

好きだから飲むのか、飲んで好きになるのか。

鈴木拓磨(T.C.P)

若い人ってほんとにお酒飲まないのかな?おじさんが若い人に付き合ってもらえないだけなのかな?おじさんの僕はいつからお酒が好きになったんだろう?きっと、飲んでるうちになんだな。このコピーすごく言い当ててるなと思いました。(中嶋)

つぶやけば炎上。飲んで話せば爆笑。

高見大介(インターサイエンス社)

SNS周りのコピーがたくさんありました。その中でもこのコピーが一番うまかったなと思いました。こういう時代だからこそ、飲んで話して盛り上がりたいですよね。こういうこと言うのがきっとおじさんなんだな。(中嶋)


ファイナリスト

君、酒、僕  この酒飲んだら僕らは近くなる。

青木陽介(明治)

「もう誘わないでください」って、飲んだら言えた。

田中克則

選んだ焼酎で、同郷だと知った。

久田伸(日宣)


ROUND100 テーマ発表!

次回のC-1グランプリは100回記念特別企画!8年続いてきたコピーバトルは誌面を飛び出し、5つのお題でTCC会員とのリアル団体戦にグレードアップ。5人のTCC会員があなたのライバルです。対戦はニコ生で中継され、勝敗は視聴者投票で決まります。歴史に残るコピーバトルに是非ご参加を!詳細はTCCのFB(www.facebook.com/tcc.jp)で。

テーマ:「サンドイッチ」

出題者:仲畑貴志(TCC会長)
パニーノ、ボカティージョなどと、国によって呼称は変わるが、要は具をパンに挟んだもの。何を挟むか。それはご自由に。しかし、挟むものによって訴求ポイントは大きく変わる。具の選択から、もうすでに勝負は始まっている。

テーマ:「貸しボート」のコピー。

出題者:一倉宏(TCC副会長)
公園や観光地にある「貸しボート」のためのコピーを。手こぎのボートや足こぎのスワンボート。かつてはデートや家族レジャーの定番だったけど。若い世代では「経験なし」のひとが、過半数らしい。なにもかもヴァーチャルに向かう、この時代こそ。ボート乗り場に行列を、「いまなぜか、貸しボートブーム!」をつくるくらい、本気でリアルなコピーを期待します。

テーマ:「油あげ」

出題者:谷山雅計(2014年TCC賞審査委員長)
100回記念の課題なので、「100」にまつわる何かが気がきいているのかなとも思いました。ただ、こういうのは出題者が「どうだ!」とばかりにテーマに凝ると、かえって発想の幅を狭くするという過去の教訓もあり。思いっきり何のひねりもなく「油あげ」です。出題はちょい適当だけど、審査は超真剣。ご応募お願いします!

テーマ:「ネットで無記名の誹謗中傷を抑制する」コピー

出題者:田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
ネット上で名を名乗らず、他人を誹謗中傷する行為があとをたたないため、みなさんのおもしろいコピーで抑制してください!

テーマ:「嫌なことがあっても一目見たら前向きになれる」コピー

出題者:今野杏南(グラビアアイドル)
人は誰でも嫌なことや失敗、後悔することもあるし悲しいこともある。そんな、気持ちが後ろを向いている時にふと目に入ったその言葉を読んで気持ちが楽になったりする優しい言葉があったら、嬉しいなと思いました。

C-1グランプリ 応募受付ウェブサイト
https://www.sendenkaigi.com/c-1/

※応募方法を必ずお読みいただいてからご応募ください。


作品に企画意図は不要です。
・応募作品のコピーのみでご応募ください。

一課題3作品まで応募できます。
・一回の応募で同じ課題について3作品まで、あるいは異なる課題を3作品まで応募できます。
(5課題×3作品 最大15作品まで応募できます)
・ただしフォーマットが1回に3作品しか入力できないため、2課題目からはあらためてフォーマットへのご入力をお願いします。

頭に出題者名を必ず入れてください。
(例:仲畑:○○○のサンドイッチ)

入力された情報は、そのまま応募作品として受理します。
・氏名、会社名などもふくめて、誤字や脱字には十分ご注意ください。

出題者への課題についてのお問い合わせはご遠慮ください。

応募〆切 2014年11月25日(火)18:00

※ 締切直前には応募が殺到し、アクセスしづらくなる可能性があります。アクセス中に締切時間を過ぎてしまわぬよう、余裕を持ってご応募ください。
※ 機器の不具合によるシステムダウン以外につきましては、一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。

イラストレーション:イトウツヨシ

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