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セレクト10

今月のイベント情報:「写真新世紀東京展 2014」ほか

「写真新世紀東京展 2014」

山崎 雄策『(佐藤 愛)』

草野庸子『UNTITLED』

南阿沙美『MATSUOKA!』

森本洋輔『Yoyogipark,Shibuya-ku,Tokyo』

須藤 絢乃『幻影 -Gespenster-』

1000人を超える応募があった2014年度の「写真新世紀」。新人写真家の発掘・育成・支援を目的として、キヤノンが後援している。優秀賞受賞者5名および佳作受賞者20名の受賞作品を紹介する本展では、9月12日にはグランプリを決める公開審査が行われる。

「写真新世紀東京展 2014」

東京都写真美術館 地下1F 展示室

開催中~9月21日

月休館(祝日の場合翌日休館)

お問い合わせ→03-3280-0099

田尾創樹「BLUE」

「予言」 サイズ:1167mm×727mm キャンバスにアクリルとシルクスクリーン
©Soju Tao Courtesy of Take Ninagawa

ロンドンで学び、現在は東京を拠点に活動する田尾創樹さんの新作展。今回は、絵と文の組み合わせによるセルフポートレイトとして制作した作品を紹介する。これまでA4のコピー用紙に描きためた絵と文を順次組み合わせ、全て同一サイズの1167×727mmのキャンバスにアクリル絵具で描き、シルクスクリーンで文字を刷った新作を10点ほど展示する。

田尾創樹「BLUE」

Take Ninagawa

9月13日~10月18日

日・月・祝祭日休廊

お問い合わせ→03-5571-5844

これからの写真

畠山直哉《Blast #13609》2007年ラムダ・プリント 作家蔵
©Naoya Hatakeyama Courtesy of Taka Ishii Gallery, Tokyo

川内倫子《無題》(シリーズ「Illuminance」より)
2009年 タイプCプリント 作家蔵

いま、多様なデジタル技術の発達によって、写真をめぐる環境は急激に変化している。こうした現状を意識して、本展では、空間、時間、鑑賞者との関係性などさまざまな視点から写真とイメージの様相を探るため、平面作品のみならず、映像や立体作品を含む9名の芸術家、写真家の表現から、これからの写真の在り方を問い直す。

これからの写真

愛知県美術館

開催中~9月28日

月休館(祝日の場合翌日休館)

お問い合わせ→052-971-5511

市村しげの「親密さの相対性2」

Intimate relativity #37, 2014年 mixed media on canvas, 91×91cm

relationship #7, 2014年 mixed media on canvas, 45×45cm

ニューヨーク在住のアーティスト市村しげのさんの個展。銀色の地に、さまざまな大きさのドットを規則正しく並べ、大きな円環を表現している。一見機械でデザインした模様にも見えるが、実は全て市村さんの手でスクイズされたもの。見る角度によって、画面の中の銀色のドットが、孤立と集合のせめぎ合いを見せる。

市村しげの「親密さの相対性2」

BASE GALLERY

9月5日~10月17日

日・祝休廊

お問い合わせ→03-5623-6655

清水敏男監修
「木村恒介展-光素の呼吸-」

「ある景色の呼吸」 W5000×D6000×H2500mm(空間サイズ)
インスタレーション 開港都市にいがた水と土の芸術祭2012(新潟)

「linenes scape」#-006「sunrise」(2013)
W700×H250mm インクジェットプリント

「linenes scape」#-007「sunset」(2013)
W700×H250mm インクジェットプリント

日本の建築・美術界を牽引する4人のクリエイター、清水敏男さん(アートディレクター)、宮田亮平さん(金工作家)、伊東豊雄さん(建築家)、隈研吾さん(建築家)を監修者に迎え、それぞれ3ケ月ごとのリレー形式で展示会を行う新企画「クリエイションの未来展」。初回を飾るのは、現代美術家の木村恒介さんの作品。清水敏男さんが監修の下、巨大なミラーを使ったインスタレーション作品1点を含む新作4点を展示する。

清水敏男監修「木村恒介展-光素の呼吸-」

LIXIL ギャラリー

9月4日~11月24日

水曜、11月23日休館

お問い合わせ→03-5250-6530

用と美のこころ 民藝展

八尾和紙

瀬戸本業窯

イタヤ細工

民藝運動の創始者である柳宗悦が、陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎たちとともに「民衆的工藝」を略して、「民藝」という言葉を生み出した。柳宗悦らが全国で収集した民藝品一万数千点を、東京の高島屋で展示・販売した「現代日本民藝展覧會」が開催されてからちょうど今年で80年。本展では、柳宗悦らの提唱を受けて、民藝を実践していった家具や実用品にこだわり、展示・販売を行う。

用と美のこころ 民藝展

日本橋高島屋 8階催会場

9月10日~9月23日

会期中無休

お問い合わせ→03-3211-4111

美術の中のかたち
―手で見る造形 横山裕一展
「これがそれだがふれてみよ」

横山裕一 《ふれてみよ①〈花園〉》
2014年 ©Yuichi Yokoyama

横山裕一 《ふれてみよ②〈ミロ変貌〉》
2014年 ©Yuichi Yokoyama

横山裕一 《ふれてみよ③〈望観〉》
2014年 ©Yuichi Yokoyama

横山裕一 《ふれてみよ④〈強風〉》
2014年 ©Yuichi Yokoyama

視覚にかたよりがちな美術鑑賞のあり方を問い直すことを目的に、1989年度より開催してきた「美術の中のかたち―手で見る造形」展。25回目の今回、「ネオ漫画」と呼ばれる作品で海外でも注目を集める横山裕一さんを出展作家に迎える。横山さんが選んだ兵庫県立美術館所蔵の彫刻作品と、そこからインスピレーションを得て生まれた横山さんの新作「ネオ漫画」を展示する。さらに、本展では、「見る」「触る」に加えて、スタッフとの「おしゃべり」による鑑賞も楽しむことができる。

美術の中のかたち ―手で見る造形 横山裕一展 「これがそれだがふれてみよ」

兵庫県立美術館

開催中~11月9日

月休館(祝日の場合翌日休館)

お問い合わせ→078-262-0901

So French
Michel Bouvet Posters

アルル国際写真フェスティバル2007(2007)©Michel Bouvet

ファウスト(2009年)©Michel Bouvet

ポスターアーティストとして第一線で活躍するミシェル・ブーヴェ。シンプルかつインパクトのある作風は、文化を大切にするパリ市民に長らく愛されてきた。本展では、「So French !(まさにフレンチ!)」なブーヴェ作品約40点を、制作過程でのラフ案や、実際に市内に貼られている様子などと合わせ、パリの街の臨場感を漂わせながら紹介する。展覧会に併せ、『ggg Books-111 ミシェル・ブーヴェ』も刊行予定。

So French Michel Bouvet Posters

ギンザ・グラフィック・ギャラリー

9 月3 日~ 9 月27 日

日・祝祭日休館

お問い合わせ→03-3571-5206

どちらでもない/どちらでもある

エイドリアン・バーグ
《シェフィールド公園 1985-86秋》1985-86年

若林奮 《ドーム》1988 《水鏡》1997年

秋山祐徳太子 《東郷元帥きたる》1973年

鑑賞するたびに異なる印象を与えるような、または、鑑賞する人物の経験や心情によって変化するような表現の振れ幅が、美術鑑賞の醍醐味といえるかもしれない。本展では、このような観点から、「不明確さ」が分かりやすく現れている作品を紹介する。そして、その紹介にあたり、5つの対立項として「風景/模様」「人/モノ」「重い/軽い」「おぞましい/美しい」「私/なにものか」を各コーナーのテーマとしており、100点の作品を一挙に公開する。

どちらでもない/どちらでもある

広島市現代美術館

開催中~9月23日

月休館(祝日の場合翌日休館)

お問い合わせ→082-264-1121

もしもの時のデザイン
災害時に役に立つ物と心のデザイン展

もしもの時に役に立つ新しいパッケージデザインの提案を紹介する本展。生活者としての視点から考えられた、例えば、過去の災害の経験を踏まえて生み出されたアプリやウェブサイト。また数々の防災関係商品のうちパッケージに関わるものもあわせて紹介し、パッケージデザインと防災の関わりを、来館者と考察することを目指す。

もしもの時のデザイン 災害時に役に立つ物と心のデザイン展

印刷博物館P&P ギャラリー

開催中~11月24日

月休館(祝日の場合翌日休館)

お問い合わせ→03-5840-2300

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