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CREATIVE NEWS

「ミッシェル・ゴンドリーの世界一周」「ジャック・ドゥミ 映画・音楽の魅惑」ほか

映画の世界を堪能する

    ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑

    01 アヌーク・エーメ『モデル・ショップ』より©1968-Columbia Pictures/Sony 2008 CPT Holdings Inc.

    02 カトリーヌ・ドヌーヴ『ロバと王女』より ©2003 Succession Demy
    03 『ロシュフォールの恋人たち』カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック©1996-Ciné-tamaris

ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑/ミシェル・ゴンドリーの世界一周

この秋、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催されるのが、「ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑」。昨年パリのシネマテーク・フランセーズで行われた展覧会の初のアジア巡回となる。『シェルブールの雨傘』(1964年)、『ロシュフォールの恋人たち』(1967年)など、日本でも高い人気を誇る映画監督ジャック・ドゥミ。その作品のスチル写真や撮影スナップ、美術デッサンや製作資料、さらにドゥミ本人のアート作品も紹介しながら、彼の生涯と業績を振り返る。

「ミシェル・ゴンドリーの世界一周」では、2つの異なる展示空間で、彼の独創的なイマジネーションの世界をまるごと紹介する。その一つが、「ホームムービー・ファクトリー」。10人ほどのグループで脚本からキャスティング、演出、撮影まですべて3時間で行うワークショップ型の展示である。グループに1人インストラクターがつき、サポートをしてくれる(ワークショップは毎週水・土・日・祝日に開催)。会場には12の映画セットが用意され、その日出会った人々と、一期一会のオリジナル短編映画を作ることができる。もう一つの展示「Around the World in 19 Videos」は、ゴンドリーの代表的なミュージックビデオ作品19本をフィーチャリングしたインスタレーション。彼の映像制作の原風景を追体験できる貴重な機会となるだろう。

    ミシェル・ゴンドリーの世界一周

    04 「ミッシェル・ゴンドリーの世界一周」より
    Photo:Bernard Bisson/JDD/SIPA2011,Paris,Courtesy:Home Movie Factory Association
    05 「ミッシェル・ゴンドリーの世界一周」より
    Photo:Ariane Rousselier,2014,Casablanca,Courtesy:Home Movie Factory Association

    06 「ミッシェル・ゴンドリーの世界一周」より
    Photo:Herve Veronese,2011,Paris,Courtesy:Home Movie Factory Association

ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑

開催中、12月14日まで。東京国立近代美術館フィルムセンター 展示室

11時~18時30分(入室は18時まで)月曜休館および9月9日~12日、10月14日~23日は休室

入場料:一般:210円 大学生・シニア:70円

問い合わせ→03-5777-8600(ハローダイヤル)

ミシェル・ゴンドリーの世界一周

9月27日~2015年1月4日 東京都現代美術館

10時~18時(入場は17時30分まで)月曜休館(祭日は開館、翌火曜日が休館)

入場料:一般:1000円 大学生・65歳以上800円 中高生600円 小学生以下無料

問い合わせ→03-5777-8600(ハローダイヤル)

舞台にとどまらない“実験の場”

01 金氏徹平「hard boiled daydream」シリーズより

KYOTO EXPERIMENT2014

毎年秋に開催される国際舞台芸術フェスティバル「KYOTO EXPERIMENT」。5回目を迎えた今年は、次代を担うアーティストを選出するとともに、決して舞台上だけの「エクスペリメント=実験」に留まらず、私たちを取り巻く社会についての思考を鍛えあげ、牽引するまでの可能性をそなえたパフォーマンスを選出したという。

公式プログラムには、京都、大阪、横浜、秋田、ニューヨーク、ベルリン、ブエノスアイレス、パリから11組のアーティストが参加するほか、フリンジ企画として、条件を満たせばジャンル不問、審査なしで登録ができる「オープンエントリー作品」、さらに「劇は使える」をコンセプトとするプログラム「使えるプログラム」も実施される。また同フェスティバルでは今年、自由席の演目は開演直前にドアをオープンし、舞台空間を目にする時間=開演時間を基本とする、若手ベテランに関係なく、会場ごとに料金を設定するといった新しい試みにもチャレンジしている。さまざまな面から舞台芸術を考え、体験し、楽しむことができる場とプログラムが用意されている。

02 contact Gonzo『xapaxnannan(ザパックス・ナンナン):私たちの未来のスポーツ』 ©contact Gonzo
03 地点『光のない。』 Photo by Hisaki Matsumoto

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2014

会場:京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内)、元・立誠小学校、京都府立府民ホール“アルティ”、西京極スタジアム(京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場、Gallery PARCほか 公式プログラム 12作品、フリンジ企画「使えるプログラム」、フリンジ企画「オープンエントリー作品」など、各プログラム、イベントによって入場料は異なる。

問い合わせ→075-213-5839(平日11時~19時)KYOTO EXPERIMENT 事務局

「音」に触れて、「音」と遊ぶ

01 Looks Like Music Photo by Hitomi Kai Yoda
02 Garden of Russolo

Playing with Sound

「音楽とテクノロジー」をテーマに作品制作を行う、ロンドン在住のサウンドアーティスト/デザイナーのスズキユウリ。日本初の大型個展スズキユウリ“Playing with Sound”がポーラミュージアム アネックスで開催されている。

「音と遊ぶ」がテーマの本展には、さまざまな音を使った作品が展示されている。注目すべきは、日本で初公開となるシンセサイザー「OTOTO」。電気を通すものならどんなものでも楽器に変えることができるプロダクトだ。これまでに制作されたスズキの作品にはポップな仕掛けが隠され、目に見えない「音」や「物が動く仕組み」を、楽しい体験として私たちに伝えてくれる。本展は直接作品に触れて楽しむことで、誰もが作曲家や演奏者にもなることができ、世代を問わず多くの人が楽しむことができる展示となっている。

なお、スズキは9月28日までトーキョーワンダーサイト本郷にて行われている「未知なる日常」展にも参加している。

スズキユウリ“Playing with Sound”

開催中、9月23日まで。ポーラミュージアム アネックス

11時~ 20時(入場は19時30分まで) 会期中無休 入場無料

問い合わせ→03-5777-8600(ハローダイヤル)

楽屋も出現、
小林賢太郎の美術展

01 同展覧会のメインビジュアル
02 『記憶の庭』(2014年) NHK BSプレミアム『小林賢太郎テレビ6』番組中のドラマ「なぞなぞ庭師」にて使用されたイラスト。(イラストボード・マーカー)
03 『THEATER P』(2013年) ソロ公演『ポツネン・P+』にてセットに投影するために描かれた作品。(木製パネル・アクリル絵の具)

小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展

劇作家・パフォーミングアーティストの活動を精力的に行ない、またコントグループ「ラーメンズ」としての活動でも知られる小林賢太郎。彼がこれまでの舞台や映像作品のために制作した作品の数々を展示する「小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展」が、9月19日よりスパイラルガーデンで開催される。

本展では、今まで舞台上や画面上でしか見ることのできなかった、小林賢太郎のステージを構成する作品の数々を展示。さらに会場には本人がデザインし、実際に使用された舞台衣装などを展示する「楽屋」が出現する。作品(=舞台)が生み出される過程を工場見学のように楽しむことができるだろう。

小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展

9月19日~10月5日 スパイラルガーデン

1時~ 20時 会期中無休 入場料無料

問い合わせ→03-3498-1171 スパイラル

身体表現の可能性を追い求めるアート

01 『赤い靴』小野寺修二 Photo by Shinsuke Sugino ※写真は『異邦人』
02 『ASOBI』伊藤郁女 Photo by chris van der burght
03 『15×AT NIGHT』ポール= アンドレ・フォルティエ Photo by Xavier Curnillon

Dance New Air―ダンスの明日

2002年から開催されていた「ダンストリエンナーレトーキョー」を引き継いだ、新たなダンスフェスティバル「Dance New Air―ダンスの明日」が、9月12日から始まる。

本フェスティバルでは、ほぼすべてのプログラムが日本初演となり、うち4プログラムが世界初演となる。青山劇場とスパイラルホールを中心に上演されるほか、屋外パフォーマンスやシアター・イメージフォーラムでのダンスフィルム上映や、青山ブックセンター本店のでブックフェアなど、多彩なプログラムが展開される。国や言語、領域などの境界を越えて、身体表現の可能性を追い求めるアートとして注目されるダンス、この機会に体感してみてはいかがだろうか。

Dance New Air―ダンスの明日

9月12日~10月5日 青山円形劇場、スパイラルホール、シアター・イメージフォーラム、こどもの城、青山ブックセンター本店、CAY(スパイラルB1F)、森下スタジオ

前売券:3800円、当日券:4300円、はしご券:6500円[各日20枚限定]ほか

問い合わせ→03-3797-5678 青山劇場・青山円形劇場(こどもの城劇場事業本部)、
03-3498-1171 スパイラル、
03-5766-0114 シアター・イメージフォーラム

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