四国新聞社 125周年記念広告キャンペーン
4月10日で創刊125周年を迎えた「四国新聞」は、周年を機に、125日間日替わりの全5段広告を掲載している(8月12日終了)。内容は、香川県の歴史、ゆるキャラのシリーズ、数字で知る香川県民のうどん消費量、県民へのメッセージなど、さまざま。
この企画の発起人は、電通西日本高松支社の濱田正樹さん、小林幹さん、中田晃博さんの3名。新聞読者の減少に伴い、地元企業からの広告出稿も減っている課題に対して、四国新聞の価値を再発見させるためにさまざまな企画候補を提案。その中から、地元のいいところの発見、よくしなければならないところがストレートに伝わり、地元企業の広告や制作を行うクリエイターの需要掘り起こしが見込める、「いいさぬき125」の企画が採用された。濱田さんは、香川県にゆかりのある広告クリエイター団体CCT(クリエイターズクラブ・タカマツ)から企画に参加するクリエイターを募り、「いいさぬき125」制作実行委員会を立ち上げた。
「いいさぬき」に繋がる広告というテーマで、クリエイターの自主性を尊重し、自由に制作を依頼。結果59名のクリエイターが賛同し、集まった広告作品数は160本以上。特設サイトとfacebookページを設けたことも功を奏し、協賛企業の獲得や香川県を走る琴平電気鉄道の路線全53駅へのポスター掲載が決まった。広告掲載が終了してからは、秋に公共施設、ショッピングセンター等での巡回パネル展の実施を予定している。
- 企画:電通西日本高松支社
- 制作:香川県にゆかりのあるクリエイター43社、59名
- CD:濱田正樹、中田晃博
- CD+C:小林幹
- AD:猪熊信二
- その他のスタッフ:久米俊広
- 協賛:CCT(クリエイターズクラブ・タカマツ)、瀬戸内工芸ズ
- 掲載:四国新聞カラー全5段+突出し(4/10~8/12)
(左から)四国新聞社広告局 久米俊広(くめ・としひろ)さん、
電通西日本高松支社 コピーライター 小林幹(こばやし・みき)さん、
電通西日本高松支社 クリエイティブ室長 濱田正樹(はまだ・まさき)さん、
電通西日本高松支社 営業統括室 中田晃博(なかた・あきひろ)さん。