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D&AD2014に見る世界の広告

世界で評価される日本のデザイン力とは

ネヴィル・ブロディ

D&AD賞において、日本は今年27のin Book、6のNominations、6のYellow Pencilと1のBlack Pencilを受賞した。ベストスタジオ/エージェンシー オブ ザ イヤーでは、電通がベストデジタルエージェンシー1位に、日本デザインセンターがアップル、イギリスのデザイン会社Roseに続き、ベストデザインスタジオ3位に選ばれており、世界の中で日本の存在感は増している。そんな中、日本はいまデザインにおいて、世界でどの部分が評価され、どのような位置にあるのか。D&AD理事であり、2013年度プレジデントを務めたグラフィックデザイナーネヴィル・ブロディさんに聞いた。

YELLOW PENCIL以上に入賞した日本の作品

本田技研工業「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」
(電通)

伝統的、かつ非伝統的な日本のデザイン

――2014年度D&AD賞において、日本のエントリー作品は好成績を納めています。その理由はどんなところにあると思いますか。

ここ数年、日本からのエントリーはデザイン/広告の両分野で10%ずつ増えていて(今年は約450点)、デザイン関係者が世界の舞台でチャレンジしていることをとても嬉しく思います。世界がどんどん近づく現代。日本のデザイナーは世界へ積極的にアクセスし、その知識の向上とともに、世界で成功することに対する意識を高めています。さらには日本のデザイン業界全体の成長を活性化させています。

今年のD&ADペンシル受賞作品は、最先端技術を駆使したものから成熟した美意識とクラフト力の高さを証明しました。グラフィックデザインやパッケージなどのクラシカルなクラフト部門に加え、デジタルマーケティングやデジタルデザインなどの時代を先取る部門の両部門で高い成績を残しました。特にデジタル系の部門においては、テクノロジーコミュニケーションにおいて、常に革新的なチャレンジを続けています。

日本の作品はデジタルとクラフトの分野のみならず、真のラグジュアリー(「ピエール・エルメ・パリ」日本デザインセンター)、ブランドのアンビエントキャンペーン(「Sound of Honda/Artyon Senna 1987」電通)、文化/ 教育/クリエイティブ(「TOKYO CITY SYMPHONY」SIX、「TAMABI」MR_DESIGN)の分野でも高い成績を残しました。

成功を勝ち取ったものは、国内での評価はもちろん…

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