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カンヌライオンズ2014に見る世界の広告

デジタルはもはや広告の標準装備となってる

菅野 薫/齋藤精一

近年、日本がカンヌライオンズで躍進したのはデジタルに関連した広告の受賞だ。しかし、今年はそこに変化の兆しが見えた。クリエイティブにおけるデジタルのあり方はいまどのような変化を遂げているのか。

サイバー部門はもはや総合格闘技

菅野: 今年、僕が審査員を務めたサイバー部門は従来とあり方が変わってきているのを感じました。かつてカンヌの中心にはフィルム、プレスがあって、サイバーは後から登場して、プログラマーなどコピーライターやアートディレクターといったそれまでの制作の職能とは違う、専門の人にしかわからない部分がある領域だった。ある意味、職人気質の強い新しい部門で、だからこそ美しいWebサイトやバナーが受賞していたのだけれど、いまはそういうものだけが対象ではなくなりました。顕著なのが、サイバー部門のソーシャルビデオカテゴリー。ここにはフィルム部門をはじめ、あらゆる部門で話題になったものが出品されています。ある審査員が言っていたのですが、「いまやサイバーに関係のないキャンペーンなどない。サイバー部門はもはや総合格闘技なのだ」と。もはやサイバーテクノロジー系のクリエイティブはキャンペーンに標準に備わっているものという意識が欧米に広がっている。けれども…

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