
01 ナイキの「ウィナーズ・ステイズ」:町の少年たちのサッカーの試合から始まるこのCMも、ライトタッチの楽しいもの。「俺はロナウド」「僕はネイマール」などと、少年たちが声明すると、本物のスターたちが現れ、少年たちと一緒にサッカーを遊ぶ。最後にペナルティキックをしようとするロナウドに変わって、ロナウドを声明した少年が現れ、「俺がやる!」とキック。心配するみんなの前で見事ゴールを決める。
2014年ワールドカップ放送権の大枠を獲得したスポーツ・ケーブルテレビ局ESPNは、米国のサッカーチームを応援する「I Believe」なる熱狂的、かつ愛国的なCMを制作し、米国のサッカーファンの気分を大いに高揚した。残念ながら米国チームはクオーターファイナルでベルギーのチームに破られ、「信じていた」多くのファンを失望させる結果になった。だが、ESPNが願ったワールドカップ熱は、このCM効果を待つまでもなく、米国のスポーツ史上始めて、スーパーボールやオリンピックに匹敵する勢いで盛り上がったのだ。

02 WCの放送権の大枠を獲得したESPNは、米国のサッカー気分を盛り上げるために、”IBelieve"(私は信じる)なるビデオを制作し、テレビ及びオンラインで流した。「私は信じる、われわれが必ず勝つと!」というタグラインにも関わらず、米国サッカーチームはドイツに破れ、すごすごと退場。だが、サッカー熱はそのまま米国に残った。
ソーシャル・メディア・ワールドカップ
6月12日、2014年ワールドカップ(以下、WC)がブラジルで幕を開けた時 ...