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ブランド・空間・商品 はじまりの企画書

企画書は、コミュニケーションの入口

黒須美彦 シンガタ

企画書からビデオコンテまですべて自分でつくってしまうこともあるという黒須美彦さん。その企画書には、相手の心をとらえる黒須流のさまざまなテクニックがつまっている。

01 明光義塾「YDK(やればできる子)」

自分が感じたことを前書きにまとめる

「で、さあ、この仕事なんだけど…」

「俺、大学の頃ヘビーユーザーだったんよ」

「ああ、そういえば、最近、食べてないかも」

「あたし、バイトしてた」

「夜とか、ダメなのわかってんだけど、ムショーに食べたくなっちゃう」

「手で食べるものって旨いよね」

「CMどんなんやってたっけ」

「口ん中が、もうその味でいっぱい」

「あるある」

こんな感じで始まりました。本年度のコミュニケーションの打ち合わせ。

友だち同士の会話を思わせるこの文章、これが何かといえば、クリエイティブディレクター 黒須美彦さんが、かつて書いた企画書の冒頭部分の一部である。企画会議でスタッフがブレストしている言葉をそのまままとめたかのように見えるが ...

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