企業とパートナーシップを組みたいというクリエイターは多いが、齋藤精一さんはすでにもう一歩踏み出し「運命共同体」ともいえる関係を築く。
ライゾマティクス 齋藤精一(さいとう・せいいち)
1975年生まれ。東京理科大学工学部建築学科を卒業後、コロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、1999年からニューヨークで活動を開始。03年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたことをきっかけに帰国。アート&コマーシャルの領域で立体&インタラクティブな作品で国内外の広告賞を受賞。
知見をすべてを提供する
広告のサイクルはどんどん速くなっています。その速さが尋常じゃなく、つくっては終わりの繰り返しです。つくり手からすると、もはや広告ははかないもの。ずっと残るようなもの、あるいは社会に何かしらの貢献ができるものをつくっていきたい。そんな思いをずっと抱いていました。
同時に、自分たちのクリエイティブを広げていける次のフェーズは何か、常に模索していました。その一つの答えが ...