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これからの60年をつくる コミュニケーションの革命児たち

経営×デザイン=企業の新しいパートナー

西澤明洋(エイトブランディングデザイン)

「これからの企業と生活者のコミュニケーションを変えるのは誰だ?」――宣伝会議 創業60周年の節目の号である本号では、メディア、テクノロジー、地域など、さまざまな切り口で、コミュニケーションの新しい可能性を拓いている40名あまりのクリエイターの活動を紹介します。なぜ、あなたはその活動に取り組むのですか? 自身の活動を通じて実現しようとしていることは何ですか? それによって企業のコミュニケーションはどう変わり、あるいは私たちの未来がどうワクワクするものに変わっていくのでしょうか?――これからのコミュニケーションを考えることは、これからの広告の形を考えることにほかなりません。彼らが語る言葉の中に、次なる広告の発想の刺激やさまざまなヒントが見つかるのではないでしょうか。あるいは、新しいコミュニケーションにチャレンジしたいときのパートナーとして、力強い味方になってくれるかもしれません。

エイトブランディングデザイン 西澤明洋(にしざわ・あきひろ)
エイトブランディングデザイン代表。ブランディングデザイナー。1976 年滋賀県生まれ。リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを数多く手がける。新著『新・パーソナルブランディング』(小社刊)が4月に発売。

業界の変革にデザインの力を

クラフトビール「COEDO」、九州食ブランド「九州kitchen」など、地場企業のブランディングから、商品開発・新業態の店舗開発まで、これまで幅広いジャンルの企業、商品・サービスの仕事を手がけてきた。「ブランディングの川上から川下まで一貫して手がけるのが僕らのスタイルです。企業活動を『戦略=企業マネジメント』『戦術=商品・サービス』『戦闘=コミュニケーション』の3つの階層に分けるとしたら、『戦術』の部分をサポートするケースが増えてきました。近年はコミュニケーションだけで企業の課題を解決することが困難になっていることも背景にあるのだと思います。また、それがきっかけとなって、新規事業開発など『戦略』のステージをお手伝いすることもあります。事業のフレームワークをつくったり、事業を回していくための座組みを考えたり...一見クリエイターの仕事には見えないかもしれませんが、今後、デザイナーにはアウトプットにおける表現だけでなく、こうした役割も求められるのではと思っています」。

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デザイン×アクティビティ=機能する空間
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