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これからの60年をつくる コミュニケーションの革命児たち

人工知能×親しみやすさ=コミュニケーションロボット

青木俊介(ユカイ工学)

「これからの企業と生活者のコミュニケーションを変えるのは誰だ?」――宣伝会議 創業60周年の節目の号である本号では、メディア、テクノロジー、地域など、さまざまな切り口で、コミュニケーションの新しい可能性を拓いている40名あまりのクリエイターの活動を紹介します。なぜ、あなたはその活動に取り組むのですか? 自身の活動を通じて実現しようとしていることは何ですか? それによって企業のコミュニケーションはどう変わり、あるいは私たちの未来がどうワクワクするものに変わっていくのでしょうか?―― これからのコミュニケーションを考えることは、これからの広告の形を考えることにほかなりません。彼らが語る言葉の中に、次なる広告の発想の刺激やさまざまなヒントが見つかるのではないでしょうか。あるいは、新しいコミュニケーションにチャレンジしたいときのパートナーとして、力強い味方になってくれるかもしれません。

ユカイ工学 青木俊介(あおき・しゅんすけ)
ユカイ工学代表。1978年、神奈川県生まれ。2000年12月、チームラボ設立、取締役に就任。以後、最高技術責任者(CTO)として、オモロ検索エンジン「SAGOOL」などの開発を行った。

自然と家庭に溶け込むロボット

「ロボティクスで世の中を愉快にする」をテーマに活動するロボットベンチャーのユカイ工学。代表の青木俊介さんは学生時代に猪子寿之さんと共にチームラボを設立した人物だ。最高技術責任者としてシステムづくりなどを手がけてきた一方で、映画『ターミネーター2』に影響を受け大学で人工知能を学んでいた青木さんは、「いつかロボットを開発したい」という憧れも抱いていた。そして2005年の愛知万博でロボットが注目を浴びたこともあり、08年にユカイ工学を設立した。

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