01 GIFTHOPEトップページ。http://gifthope.jp/
支援先とデザイナー双方にメリットを生む仕組み
仙台に本拠地を置くGIFTHOPEは、「社会の課題に挑戦するNPOを持続的に支援する」ことを目的に2013年に設立されたNPO法人だ。1カ月限定でクリエイターが自分のデザインした商品をGIFTHOPEのサイトで販売すると、その販売額の一部が寄付に回されるというもの。支援先のNPOも毎月変わる、月替わりのソーシャルネットショッピングモールである。
今年3月、GIFTHOPEはサイトを大幅にリニューアルし、デザインTシャツ専門の支援サイトに生まれ変わった。このリニューアルを手がけたのが、福島デザインの福島治さんだ。ユニセフ「祈りのツリープロジェクト」、JAGDA「やさしいハンカチ展」など、これまでも震災復興を中心にさまざまなソーシャルプロジェクトを手がけてきた福島さんは、震災から3年が経ち、支援も次の段階に進む必要があると感じており、それがこの新しいプロジェクトにつながったと話す。「継続していくことを考えると、ボランティアで協力してもらう復興支援には限界があり、支援活動自体が経済的に自立しないといけないと考えました」。