人が乗って動くことのできるロボットをつくる。そんな少年アニメのような夢を実現させたのが、チームスケルトニクスによる搭乗型外骨格「スケルトニクス」だ。
「自分が乗りたいもの」を開発する
モーターなどの動力は使用せず、腕や足の動きに追従して動くリンク機構を用いることで、人の動作を拡大する。「スケルトニクス」は、人体では表現できないダイナミックな動きをする可能にしたロボットだ。
チームのメンバーは白久レイエス樹さん、阿嘉倫大さん、中野桂樹さんの3人。当時、沖縄高専の学生であり、2008年のロボットコンテスト「高専ロボコン」で全国優勝したメンバーだ。ロボコン終了後に、その経験を生かして「次は自分たちが純粋につくりたいロボットをつくろう」と10年の夏に開発をスタート。アイデアなどはロボコンを通して学んだことを生かし、わずか6カ月で第一号機を完成させた。
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