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TOKYO WORKER

エントランスに並ぶ「アイデアの箱」

spicebox

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01,03,04 エントランスに並ぶボックスはすべてミーティングルーム。
02 昨年10月に導入した新CIのアートディレクションは、ドラフト 安田昂弘さん。デジタルエージェンシーのビジネスは人が主体。人を感じさせるCIにしたいと考え、筆記体をベースとしたデザインを採用した。

昨年、10周年を迎えたデジタルエージェンシーspiceboxのオフィスでまず目に飛び込むのは、エントランスに並ぶサイズや仕上げの異なる7つのボックスだ。これはミーティングルームである。壁面をめくったような印象的な形はnendo 佐藤オオキさんによるデザインで、コンセプトは「アイデアのハコ」。コミュニケーションを扱う会社として、人をワクワクさせるアイデアを提案していきたいという思いを、昨年のオフィス移転を機に形にした。また、「クライアントやパートナーとの隔たりをなくしたい」(経営戦略室 末澤慶海さん)と考え、執務室にいる社員の働く姿が見えるオープンな空間を目指した。

エントランスを抜けると、両側に広がる執務室をつなぐようにコミュニケーションエリアがある。オフィスの真ん中にあるため、ここでは行き交う社員同士に何気ない会話が生まれる。その奥にあるのが、昨年7月にオープンしたプロトタイピングラボ「WHITE」。クリエイティブディレクター神谷憲司さんを中心としたラボは、最先端のデジタル技術を研究する場。レーザーカッターなどデジタルファブリケーション機材を設置し、他とは異なる趣だ。外部から人を招き、ワークショップや自主研究会も開催する。

移転後、同社では社内有志による「グッドカンパニー委員会」を設けた。近い将来、社員はさらに増える見込み。そのときを見据えながら、社員がよりよい形で働くことができる環境と働き方を模索している。

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