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心に残ったプレゼン術

イメージを刷新 物流の実現力を描いた佐川急便のCM

佐川急便



「佐川男子」という言葉があるほど、佐川急便といえば青と白の縞シャツを着た男性ドライバーのイメージが世間には定着している。しかし2013年12月からオンエアされている同社の新CMには、この「佐川男子」が登場しない。

同社のビジネスの根幹をなすのは、企業間物流というBtoB事業。その企業に対するソリューション力を強く主張するため、13年度には「プロのための、プロがいる。」というコピーを打ち出している。そのコピーを用いて、縞シャツの佐川男子ではなく、あくまでビジネスの中で佐川急便がクライアントのために何ができるかを描くということが、今回新たに制作するCMのテーマであった。

そのお題に対して、今回CMを手がけた電通から提案されたのは「物流の実現力」をキーワードに、佐川急便ではなくクライアントにフォーカスを当てた企画だ。緊急納品や海外・国内一貫物流といったビジネスの課題に直面した企業が、「SAGAWAなら応えてくれるはず」「SAGAWAという手がある」と、同社の実現力を頼りにする姿を具体的に描いている。同社のこれまでのCMと異なり「縞シャツ」が主人公ではなく、すべてクライアント企業内のやり取りのみで完結させた大胆な企画だが、それこそが決め手だったと同社広報部の松村哲さんは話す。「例えば特定の商品を『おいしそう』に見せるのと違い、企業を『頼りたくなる』『相談したくなる』ように見せるのはとても難しい。それがクライアント側から描く新鮮な手法で、うまく表現されていると感じました」。

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