「目を奪われるドラマです。」番組提供と連動で目の謎を解く広告
ロート製薬は1月、連続ドラマ『院内警察』(フジテレビ系列)の番組提供に合わせて、ドラマとコラボレーションし謎解きの要素を盛り込んだ交通広告を展開した。一見するとドラマの番宣広告のようだが、広告主はあくまでロート製薬。「目」やアイケアの重要性にちなんだクリエイティブが展開された。
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まるでサスペンス映画のような30秒テレビCM2篇をオンエアしているトヨタ自動車の新型ハリアー。16年前、1997年の登場時からブランドの軸をぶらさずにコミュニケーションしたことで、全面改良発表から約1カ月間で、およそ2万台を受注。王道的なブランド広告の強さを証明した。
「このキャンペーンが振るわなければ、もう"クルマど真ん中"のブランド広告はつくれないかもしれない...そんな覚悟がありました」。新型ハリアーの広告を担当するトヨタマーケティングジャパン クリエイティブ室の角田紀子さんはこう話す。
その心配は杞憂だった。2013年11月13日に10年ぶりのフルモデルチェンジを発表すると、およそ1カ月間で受注台数は約2万台に上った。目標とする月販2500台の約8倍だ。内訳は、12月2日発売のガソリン車が約1万2000台、14年1月発売予定のハイブリッド車(HV)が約8000台。HVの価格を約30万~60万円抑えるなどした結果、20代の購入も順調。