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私のクリエイティブディレクション論

ワイデンECDが語る「アイデアが一番カンタンだ」

ケイレブ・ジェンセン(ワイデン+ケネディ トウキョウ)

第一線のクリエイティブディレクターが考える、その役割と理想形とは。今回登場するのは、ワイデン+ケネディで、最年少34歳でエグゼクティブ クリエイティブ ディレクターに抜擢された、ケイレブ・ジェンセンさん。ワンショー2013やクリオ賞でゴールドを受賞したナイキ「Jogger」のコピーを書き、東京オフィスではナイキ ベースボール「宣誓」篇が2013年度ACC賞最高賞を獲得。そのクリエイティブディレクションに迫る。

Caleb Jensen
ワイデン+ケネディ トウキョウ エグゼクティブ クリエイティブ ディレクター。ワイデン+ケネディの米国ポートランド本社にあるアドバタイジングスクール、「W+K12」を経て入社。ナイキ、エレクトロニック・アーツ、コカ・コーラなどのグローバルブランドを担当、これまでワイデン+ケネディにとって最も重要な仕事の数々に関わる。ネブラスカ州リンカーンで生まれ育ち、バンドでベースを担当したり、またアマチュアボクサーとしてのキャリアもある。学生の頃は、広告を気に入っていたナイキのジョーダンスニーカーを購入するために、新聞配達で貯金をしたことも。

――クリエイティブディレクター(CD)の果たすべき役割は。

CDの仕事は、チームメンバーが良いアイデアを得られるようにすること。それも、これまで考えもしなかったようなものを。僕もかけだしの頃は、アイデアを考えるのが怖かった。なにせ問題を解決する方法は無限にある。真っ暗で入り組んだ洞窟を歩き、出口を探すようなものです。

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