ファーストブランドが重視するのは、クライアントにとって本当に価値のあるWebサイトを築き上げること。それがWebそのものの価値も高めていくと確信している。そのためにプロモーション全体の領域の中でWebが果たすべき役割を的確にとらえ、その力が最大限に発揮されるクリエイティブを追求している。
01 前列左から古上正時さん(プランナー/プロデューサー)、野﨑茜さん(アシスタント)、川添繭さん(プランナー)。後列左から池田直樹さん(プロジェクトマネージャー)、天雲陽さん(プロジェクトマネージャー)、永井隆純さん(フロントエンドエンジニア)、末吉幸司さん(プロジェクトマネージャー)、松村一兵さん(プロジェクトマネージャー)。
価値あるWebサイトを構築
大阪を拠点に、Webサイト制作やWebプロモーション支援によって企業のブランディング支援を行うファーストブランド。中でも現在、大手メーカーのWeb施作をほぼ専属で請け負う第一事業部の特長は、「素材ありき」でWebサイトをつくるのではなく、「素材も含めて」一からつくり上げ、その運営までを行っている点だ。そのため、広告会社と共にクライアントの要望をヒアリングすることからプロジェクトを開始し、企画立案から撮影や取材、編集まで一貫して手がける。
その中で同社が重要視しているのは、「クライアントにとって、本当に価値のあるWebサイトを築き上げること」だとプランナーの古上正時さんは話す。「見た目がキレイだったり、目新しい手法を取り入れたりすることももちろん大切ですが、私たちがこだわるのは売上げの拡大やブランディングという、クライアントが掲げている目的をしっかりと達成することです」。
Webサイトをつくることはあくまで手段であり、目的を達成するためにはWeb以外の領域まで手を広げる。ときには店頭まで巻き込んだプロモーションを展開することもあるという。「斬新なWebサイトをつくりたいというのはこちらのエゴなので、そうではなくプロモーション全体を俯瞰して、目的を達成するためにはどうすればいいのかを考えなければなりません」。