あなたにとって、2回目の東京五輪の意義とは何ですか。また、2020年にどんなビジョンを持っていますか?
15人のクリエイターの皆さんに聞きました。
Q. AFTER TOKYO 2020――世界は、東京は、スポーツは、どう変わる?
箭内道彦(やない・みちひこ)
風とロック/すき あいたい ヤバい クリエイティブディレクター

A 東北の人全員に喜ばれる五輪に
決まった以上は、東北の人全員が喜んでくれるオリンピックになるように。それができないと、世界は変わらないと思います。それができたら、それが世界を変えるんだと思います。「ひとつじゃないものがひとつになること」が難しい国で。
小西利行(こにし・としゆき)
POOL 代表取締役 クリエイティブディレクター/コピーライター

A 脱・商業的記号論的オリンピック
スポーツのことはよくわからないけれど、コミュニケーションは2020年を起点にもっと成熟してほしいと思う。特にオリンピックのコンセプトはいわゆる商業的で記号論的なモノを超えて、日本特有の世界観から生まれるやわらかな行動の仕組みを取り入れて欲しい。伝える社会から、伝わる社会へ。無意識のうちに良い方向へと人を導くようなコミュニケーションを世界へと発信する国にしていきたい。