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成功のカギは現場の実現力にあり

ささやき声のようにカルメンを奏でる静かな演奏会

エレクトロラックス「43dB Symphony」

今年7月、東京都内のコンサートホールにてオーケストラが「カルメン」を43dB(デシベル)以下で演奏する「いちばん静かな演奏会」が開催された。掃除機「エルゴスリー」の音の小ささを訴求するべく、演奏会の模様を収めて公開された「43dB Symphony」は、その静けさを実証した緊張感あふれる映像だ。


01 「43dB Symphony」。

02 制作風景。オーケストラとマイクの位置関係は、掃除機の音が43dBに聞こえる位置関係と同様にするなど、実証性にこだわった。


03 6月に公開された、エルゴスリーの機能を訴求する第1 弾Web動画「Play! いちばん静かな吸引力」。ごみを吸うことで音楽を奏でるモデルを開発し、4人の演者が掃除機を楽器のように演奏する。

音の小ささをリアルに実証する

コンサートホール内には、咳払いや身動きの音はもちろん、息遣いさえ許されない緊張感が漂っている。そんな空気の中、早稲田大学交響楽団が、運動会やフィギュアスケートでも定番のクラシック音楽「カルメン」の、43dB以下での演奏に挑戦。コンサートホール内の音は、ステージ前に設置されたマイクが拾い、その大きさはステージ上に設置されたモニターに常に表示されている。そして一瞬でも音の大きさが43dBを超えると、赤いランプが点滅し、演奏は最初からやり直しとなる。

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