「おいしいものは、脂肪と糖でできている。」(2014年、藤本宗将)他
コピーに著作権はあるのだろうか。著作権が認められるケースは稀だと聞いたことがあるが、著作権があろうがなかろうが、多くのコピーライターは偉大すぎるコピーと同じ言葉、同じフレーズを使うのは自主的に避けるだろう。
名作コピーの時間
「生まれた瞬間から記憶があった」のは三島由紀夫でしたっけ?すごいですよね。ホントかな?ぼくなんて20歳より前の記憶がほぼないのに...。
この眞木準さんのコピーを見たのはさすがに物心もついた頃で、えーと22〜23歳かな?日比谷線の霞が関のキオスクで、競艇の新聞買って横を向いたらドーンって。で、見ているうちに頭の中で「今年の新作が出たんですよ」とか「男の子にもウケがいいです」とか「去年とはトレンドが違うから買い直して欲しいんです」とか、コピーストラテジーっていうのかな?そういうのがバーっと見えたんですよ。で、そのまま言ったら身も蓋もないことを、こういうふうに書けちゃう人がいるんだなぁと。生意気ですね。まだコピーライター養成講座に通うか通わないかとか、そんな頃だと思うんですけど。でも、あの瞬間から自分はコピーライターとしてモノを見始めたんじゃないかなぁって。ま、後づけですけど...。