デザイン・アート・広告賞
今月の展覧会&コンペティション
諏訪湖まちじゅう芸術祭2013
周囲約16キロの諏訪湖の周りには、個性豊かな美術館・博物館が集まっている。そんな諏訪の魅力を広く知ってもらうことを目的に2010年から開催されている同芸術祭。諏訪市、岡谷市、下諏訪町の計15施設が参加し、週末を中心にギャラリートークやコンサートなど、多彩な催しが開催される。
イルフ童画館、小さな絵本美術館ほか
開催中~9月23日
休館日は各会場の休館日・営業時間に準ずる
お問い合わせ:0266-52-2155
横尾忠則の「昭和NIPPON」-反復・連鎖・転移
現代日本を代表する美術家横尾忠則さん。同展では横尾さんが手がけたデザイン、イラスト、絵画などの作品を、ジャンルを超えて繰り返し描かれるモチーフに着目して紹介。それらの作品に一貫して描かれてきた「昭和」という時代をとらえ直す。
青森県立美術館
9月7日~11月4日
9月24日、10月15日休館
お問い合わせ:017-783-3000
近藤聡乃展「KiyaKiya 1/15 秒」
昨年初のエッセイ集『不思議というには地味な話』を発売するなど、活躍の場を広げているイラストレーターの近藤聡乃さん。同展では、2011年の個展で発表したアニメーション作品『KiyaKiya』から発展したドローイングと油彩を展示。アニメーションでは一瞬で終わってしまう1/15秒の部分や、アニメーションの中には「存在していない時間」などを描くことで、通常のアニメーションとは違う時間のとらえ方を表現する。
ミヅマアートギャラリー
開催中~9月28日
日月祝休館
お問い合わせ:03-3268-2500
十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE」
十和田市現代美術館の開館5周年を記念して開催される同芸術祭。美術家だけでなく小説家、音楽家などさまざまなアーティストが、視覚芸術、文学、音楽などの要素を取り入れた作品によって、テーマである「時」を読み解く。会期中は、青森県出身である奈良美智さんがディレクションを務める音楽祭も開催される。
十和田市現代美術館ほか
9月21日~11月24日
休館日は各会場の休館日・営業時間に準ずる
お問い合わせ:0176-20-1127
六本木クロッシング2013「アウト・オブ・ダウト」展
日本のアートシーンを総覧する、3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」。4回目となる同展では、日本の現代アートのいまを、歴史やグローバルな視点から検証。1970~80年代生まれの若手を中心とした、在外、日系アーティストも含む29組の作品を紹介する。
森美術館
開催中~2014年1月13日
会期中無休
お問い合わせ:03-5777-8600
映画をめぐる美術――マルセル・ブロータースから始める
オブジェ、写真、短編映画制作など幅広い創作活動を行ったベルギー出身の芸術家マルセル・ブロータース。同展では彼の映画に関するテクストやプロジェクトを参照し、5つのテーマ「Still / Moving」「音声と字幕」「アーカイヴ」「参照・引用」「映画のある場」を設定。各テーマに即して、国際的に活躍する13人の芸術家による作品を紹介する。
京都国立近代美術館
9月7日~10月27日
月休館
お問い合わせ:075-257-1453
PACKAGE 小学校
2008年から始まった、パッケージデザイナーたちによる展覧会「パッケージ幸福論」。今年は「パッケージ小学校」というテーマを掲げ、5回目の開催を迎える。次代を担う子どもたちが、「パッケージって楽しい、素敵」だと思えるように、15人のデザイナーがそれぞれの幸福をパッケージで表現する。
ギャラリー5610
開催中~9月15日
会期中無休
お問い合わせ:03-3407-5610
歌舞伎イラストレーション
19回目を迎える東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)による展覧会。TIS設立25周年という節目の年に選んだテーマは「歌舞伎」。歌舞伎座再開に伴い盛り上がりを見せる歌舞伎を、163人のイラストレーターが描き出す。
クリエイションギャラリー G8
9月3日~10月3日
日祝休館
お問い合わせ:03-6835-2260
ポップの目─アーティストたちは現代文化に何を見たか─
1950年代半ばにイギリスで生まれ、60年代アメリカで花開いたポップ・アート。同展は、滋賀県立美術館が誇る大規模な戦後アメリカ美術のコレクションを通し、60年代アメリカン・ポップ・アートを振り返る試み。またポップ・アートの隆盛に大きな役割を果たしたロバート・ラウシェンバーグの作品「ダート・シュライン(北)」「ゲート(北)」が、約20年ぶりに公開される。
滋賀県立近代美術館
9月7日~10月6日
月休館
お問い合わせ:077-543-2111
13人のドイツ・コミック作家展
アメリカ、ルーマニア、フィリピン、イギリスなど、世界各国を巡回したドイツのコミック作家による作品展。CGや木版画の技法を組み合わせた作品を発表しているヘニング・ヴァーゲンブレットや、日本の現代マンガに強い影響を受けたクリスティー・プラカなど、さまざまなタイプの若手を中心としたコミック作家13人の作品を紹介する。
武蔵野美術大学美術館 展示室2
9月2日~11月16日
日祝休館(9月23日、10月27日、11月4日は開館)
お問い合わせ:042-342-6003