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クリエイティブの「目利き」に聞いた!私が注目した「オンライン動画」

広告以外の動画にこそ「拡散」のヒントあり

電通九州 CMプランナー 村田俊平氏

2016年もあっという間に後半戦。マーケティング・コミュニケーションにおけるオンライン動画の活用はますます進み、今年に入ってからも数多くの動画が話題を呼びました。本特集では、広告会社・制作会社のクリエイターや企業の宣伝担当者を“選者”に迎え、それぞれの視点・基準から、今年「話題になった」「効果があった」と思うオンライン動画を挙げていただきました。なぜ話題になったのか? そこから学べることは何か? といった解説とともに、2016年のオンライン動画市場の動向を振り返ります。

男子新体操インターハイ

鹿児島実業高等学校

メロスが激怒する、ママンが死ぬ、「むにゃあ」と起きたら毒虫になってる…。小説で書き出しが大切なのは周知の事実で、テレビCMでもトップカットは得てして大事にされるものですが、それに比べてWeb動画には冒頭が回りくどい仕事が多い気がします。

Web動画には尺の規定がないことに一端がありますが、しかしながら、SNSやらFC2やら楽しいヤツがすぐ隣のタブにあり、いつでも視聴中断の危機にさらされているからこそ、強引なまでのアテンションが重要です。興味を引くのに成功したら、次は持続。次から次へと物事が起きる、終盤に向けてのエスカレートのつくり方が鍵になってきます。

1本目は愛され、広がっていくためのお手本のような動画として、鹿児島実業男子新体操の動画を挙げました。最初に「!?」をつくる「アテンション」、それを持続させる「エスカレート」。起承転結ではなく、転転転結が勝ちパターンのひとつかもしれません。ちなみに …

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