ブランドマネージャー一斉アンケート―味の素ゼネラルフーヅ・赤城乳業・伊藤園
商品開発からコミュニケーション戦略まで幅広く手掛けるブランドマネージャー。今号では、新規ブランドからロングセラーブランドまで、有力企業43社のブランド担当者にアンケートを実施した。彼らが現在注目しているメディアや消費トレンドを知ることで今後のブランド戦略のあり方を探る。
ブランドマネージャー40名に聞く 課題を打ち破ったアイデア&戦術
高級と低価格の二極化の間に注目
少子高齢化が進む中で大人市場に着目し、忙しい社会人の限られた自由時間を充実させたいというニーズがある中で、高級と低価格の二極化の間にある市場を狙いました。ブランドコンセプトは、日常の生活の中で、ふとできた自分時間を愉しむときに、本格的な味わいが楽しめるちょっと贅沢な大人向けアイスクリームです。
ロイヤリティを醸成し、サポーター化、拡散、リスニングができるコミュニティサイトに注目しています。
「PARM」広告ポスター。
バーカテゴリーにおいてNO.1になったので、今後はアイスクリームNO.1ブランドとして、日本を代表する国民的アイスブランドへ成長することが最大の課題です。
森永乳業 第一営業本部 冷菓マーケティンググループ リーダー
2004年入社。営業を経て09年よりアイスマーケティング担当。MOW(モウ)、新商品開発などを経て現在PARM担当。
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ブランド体験の場を徹底的に提供
Blue Moonビールは、"Brand Experience First"をコンセプトに、ブランドのターゲット消費者へ徹底的にリアル、バーチャルかかわらず体験の場所を提供しています。
これまでコンセプトやターゲットを、リサーチやラーニングで固め、アプローチの手法に時間を多く使っていました。現在は徹底的にコンセプトを強くするために、消費者のインサイトを探り、検証し、カスタマージャーニーまで落とすことに時間を使っています。その結果 …