電通はじめ大手広告6グループ SDGsの達成に向け連携
電通および電通イージス・ネットワークを中心とする電通グループは、2015年9月25日の第70回国連総会で採択の「我々の世界を変革する:持続可能な開発のため2030アジェンダ」に基づき設定された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)について、潘基文国連事務総長からの呼びかけに応じて、世界の大手広告5グループと連携し、特定テーマの達成に向けて協力していくことで合意した。
今回の大手広告6グループ(電通、Havas、IPG、Omnicom、Publicis、WPP)による連携は、ビジネスにおける競合関係を超えて、グローバルに取り組む画期的なイニシアチブだ。
その第一歩として、第63回「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」(Cannes Lions International Festival of Creativity 2016)で6月24日に行われたセッションに各グループの経営トップが集い、同じステージで課題意識を改めて共有、世界で最も切迫している課題の解決に向けて、広告会社がその強みであるクリエーティビティーを生かしていくことで合意。今後共同でSDGsをサポートする広告キャンペーン「Common Ground」(共通の立場)などを展開していくという。これに伴い、6グループの経営トップは共同声明を発表している。
ADC賞グランプリ決定
グランプリは大塚製薬「カロリーメイト」
東京アートディレクターズクラブ主催のADC賞は、2015年5月から2016年4月までの1年間に発表されたポスター、新聞・雑誌広告、エディトリアルデザイン、パッケージ、CI・マーク&ロゴ、ディスプレイ、テレビコマーシャルなど多様なジャンルが対象。今年度の応募総数は、7699点だった。79名のADC会員による厳正な審査の結果、本年度グランプリ選ばれたのは大塚製薬「カロリーメイト」のポスターとコマーシャルフィルム。制作を手掛けたのは、榎本卓朗氏(アートディレクター)、田中嗣久氏(フィルムディレクター)、福部明浩氏(クリエイティブディレクター)、市橋織江氏、中島宏樹氏(フォトグラファー)。
その他、ADC賞9作品、ADC会員 賞3作品、原弘賞1作品が選出された。
この審査会で選出された受賞作品、優秀作品は、7月4日からギンザ・グラフィックギャラリー(会員作品)とクリエイションギャラリー G8(一般作品)の2つの会場で展示された。…