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広告・マスコミ界「夫の育休とれますか?」

働き方に対する意識が変わった チームメンバーへの良影響も

須之内元也(博報堂)



子供を背負いながらの晩酌。

妻の職場復帰を機に取得

僕が育休を取得したのは、2012年7月からの2カ月半ほどです。妻が同じ広告業界で制作の仕事をしているので、同じような生活サイクルで互いに忙しくて。育児のために妻がまず1年間育休を取り、会社に復帰するタイミングで僕が取ったかたちです。

実際に育休を取るにあたっては、仕事が忙しくて何度も断念しそうになりました。ですが当時、育休を取得すれば、僕が博報堂DYメディアパートナーズの、“育休男子”第1号になるということもあって、良い意味で会社が背中を押してくれました。そんな協力もあって、取得に向けて動くことに決めました。

申請フローは、まず直属の上司に話をして、1月頃に会社に話をして提出書類の作成、申請を出し、3月頃には正式に取得することが決まりました。人事のサポートもあり、書類の手続きで面倒だと感じたことは特にありませんでした。その後一緒に仕事をしている人たちにも話をし、7月から休暇期間に入りました。

取得時期は、担当していたクライアントのプランニングが落ち着くタイミングを考えて、7~9月にしました。本当はもっと長く取りたかったのですが、仕事の都合上10月からまた忙しくなるという話だったので、それまでに戻らなければならなかったんです。

育休を取ると妻に伝えたとき、とても喜んでくれました。妻が仕事に復帰するタイミングは、とてもストレスがかかると思うので、その時に自分が家にいれる状況をつくれたのは、良かったと思います。あとは、育休を取る際の正直な気持ちとして …

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