ユーザーデータを使いマーケティングを支援
個々の顧客に対して深い理解が求められる現代。マーケティングにおいてデータの活用は欠かせない。そんなニーズに対応し、事業を伸ばしているのがソフトバンクのデジタルマーケティング事業だ。通信キャリアとしてのイメージが強い同社だが2012年から法人を対象とするデジタルマーケティング支援事業に取り組んでいる。
事業開始のきっかけは、法人分野でグループ企業間の連携をより強化していく中で、高いリーチ力を誇る、広告メディアの「Yahoo! JAPAN」と通信インフラ業のソフトバンクが連携することで、データドリブンなマーケティング支援が実現できるとの発想があってのことだという。
最初に世に出したサービスが「ウルトラ集客」。「Yahoo! JAPAN」上での広告露出と、小売店舗に設置されたクーポン発券機をリンクさせ、O2Oの集客支援を図るという仕組みだ。事業を統括する藤平大輔氏は「当社はコンサルティング会社でも、ネット専業広告会社でもない。通信キャリアならではのユーザーデータを軸に、デジタルマーケティング支援を行ってきた」と話す。
このO2O施策に代表されるように、オンラインの行動データにリアルな場の情報を組み合わせたサービスで事業内容を広げてきたソフトバンク。中でも最近、注力しているのが …
あと58％
