ターゲティングの技術でオンラインのPR は変わる
消費者とコミュニケーションするための場も方法も、飽和状態にある今、複雑化した環境をいかに統合すべきか、頭を悩ませている企業も多いのではないだろうか。そんな状況にPR会社ベクトル、代表取締役・CEOの西江肇司氏は「無理に統合する必要はない。ターゲティング技術が進化した今、やるべきことをもっとシンプルに考えたほうが良い」と指摘する。
「世の中に“良いモノ”を広める」というスローガンのもと、設立以来、急成長を遂げてきたベクトル。しかしスマートフォンが浸透した今の時代には従来型のPR、そして広告とは異なる方法が必要ではないかと考えている。「いつでも、どこでもネット接続が可能なスマートフォンが浸透したことで、コンテンツ配信のターゲティング技術の精度も高まっている。メディアを介して広く知らしめるPRや、多額の制作費をかけたクリエイティブで興味のない人も振り向かせる広告だけに頼る必要があるのか。そのモノに興味のある人だけに ...