テレビは接触・時間とも減少
「テレビ離れ」「HUT減少への危惧」が語られて久しい。これを裏付けるような調査結果がまた発表された。NHK放送文化研究所(NHK文研)はこのほど、「国民生活時間調査」の結果を発表した。5年前に比べてテレビの視聴時間がほぼ全年代で減少、インターネットの利用が広がっている。
同調査は、1960年から5年ごとに実施している。日本人の睡眠や労働、家事、食事、テレビ視聴、インターネット利用など、普段の生活実態を「時間」の尺度でとらえようとするもの。
今回は昨年10月に全国の10歳以上の男女から無作為抽出した1万2600人を対象に実施し、63%の7882人から回答があった。
メディアへの接触状況(1日15分以上)で見ると、テレビは平日・土日とも85%。依然として国民のほとんどが接する“日常メディア”と言える。しかし、前回の2010年から平日・土日とも減少。男女年齢層別にみると、平日は男性50代以下、女性30・40代と幅広い年層で減少した。50代以上では男女とも90%超に対し、男性40代以下と女性20代以下では80%に満たない。特に男20代は62%、30代は69%といずれも大きく減り …
あと71%