企業の動画活用の目的は多岐にわたる。実際に動画活用に取り組んでいる企業は、どんな目的でオンライン動画を活用しているのか。
より「届ける」ことが重要に体験=動画の位置づけ
江崎グリコが、2005年から発売するチョコレート菓子「GABA(ギャバ)」は、ストレス社会で闘うビジネスパーソンを主力ターゲットに、チョコレートを食べて「ほっ」とリラックスさせてくれる機能性チョコだ。今年は発売から10周年となり、それにあわせてブランドサイトをリニューアル。テレビCMはつくらず、ザキヤマの愛称で人気の、山崎弘也氏を起用したWeb動画「ザキヤマさんのイライラムービー」10種類を制作して10月に公開したところたちまち話題となった。
GABAのマーケティングを担当するチョコレートマーケティング部の佐野有香氏は、テレビCMではなくWeb動画を使った広告戦略を、「発売当時はテレビCMを放映していたのですが、ビジネスパーソンに向けたアプローチを効率的に仕掛けるのであれば、もはやWeb動画に特化したプロモーションにしたほうが話題拡散や購入喚起を図れるのでないか、というのが今秋からのチョコレート商戦に向けた我々の意見でした」と話す。
動画制作における一番の目的は、「チョコレートでほっとしよう。」のコアメッセージを通して …
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