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R30のホープたち

20代女子マーケターに聞く「マーケターになったきっかけは午後の紅茶」

キリンビバレッジ 二宮倫子

次世代を担う若手マーケター・クリエイターを紹介する本連載。新たな時代を担うホープたちはどのようなポテンシャルを秘めているのか。今回は、キリンビバレッジのマーケティング部 宣伝室で活躍する二宮倫子さんに話を聞いた。

キリンビバレッジ マーケティング部 宣伝室 主任 二宮 倫子 さん(にのみや・のりこ) 29歳
神戸市出身。関西大学総合情報学部卒業。2010年にキリンビバレッジ入社。3年間の営業経験の後、コーヒーブランドの商品開発担当を経て、現在に至る。趣味はふらりと海外に出かけること、美味しいコーヒーとお酒を飲むこと。

マーケターを志したきっかけは「午後の紅茶」

キリングループの清涼飲料事業を担うキリンビバレッジ。同社のマーケティング部 宣伝室は、商品チームと連携してブランド戦略およびコミュニケーション戦略を練るほか、クリエイティブの制作を担当する。二宮倫子さんは「午後の紅茶」「Volvic」「世界のKitchenから」の3ブランドを担当している。

2015年の夏にオンエアされた午後の紅茶のテレビCMは、二宮さんが担当したもの。アイドルグループの嵐の楽曲「Love so sweet」をBGMに、ビーチではしゃぐ3人の水着姿の女性タレントが、午後の紅茶で乾いたのどを潤すという内容だ。

当初、若い女性がビーチで弾けるCMは、紅茶っぽくないのではないかという意見も出たが、「飲料は夏が最盛期ですが、夏になると紅茶は炭酸やスポーツドリンクの陰に隠れて、存在感が薄くなってしまいます。お客さまの意識に『冷たい紅茶っておいしそう』と強く印象づけるために、あえて振り切ったクリエイティブにトライしました」と二宮さんは話す。結果、CMは好評を博し、20代女性の購入意向と好意度が大幅にアップ。売上も好調に推移している。

二宮さんは現在入社6年目。大学では理系女子として …

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