50周年でPR活動を再始動の「カトキチさぬきうどん」さらなる市場浸透を目指す
香川県にルーツを持つテーブルマークが「冷凍讃岐さぬきうどん」で冷凍麺市場に参入したのは1974年のこと。発売当初は、チルド麺が主流だったうどん市場。全国的にはまだ無名だった「讃岐うどん」を広げたいという想いで開発が行われたという。
ロングセラーブランドのコミュニケーション戦略
1975年に発売され、今年40周年を迎えたコクヨのキャンパスノート。これまで学生を中心に愛用されてきたが、40周年を機に社会人をはじめとする新たなユーザーの開拓にも挑んでいる。
(左)1975 (右)2015
学生時代に使ったことがある人も多いキャンパスノート。コクヨが3万7000人を対象に実施した調査では、キャンパスノートの使用経験率は約90%という高さだった。1975年の発売から2014年12月までに販売した冊数は27億冊で、毎年1億冊以上を安定して売り上げている。
キャンパスノートの原点は1965年に発売された金属のリングでとじた意匠ノート。当時ノートの表紙は無地が一般的だったが、意匠ノートは人気イラストレーターの絵や美しい写真が表紙を飾った。特に人気だったのが、欧米の有名大学のキャンパス風景の写真を使った「世界の学府シリーズ」。美しいキャンパスを楽しそうに歩くおしゃれな学生の姿は、当時巷を席巻していたアイビーファッションに強い憧れを持っていた日本の学生のハートをがっちりとつかみ、意匠ノートは売上を大きく伸ばしたという。
初代キャンパスノートは、当初のターゲット層を意識した“キャンパス”イメージを大切にしつつ、それまでの意匠ノートとは打って変わって、シンプルで飽きのこないデザインコンセプトで開発した無線とじのノートだ。ノートの中紙を糸でとじた“糸とじ”ノートが主流だった時代に、コクヨは中紙を背表紙に糊付けした“無線とじ”ノートを製品化。片方のページを破るとノートがバラバラになってしまう糸とじノートの課題を解消した。
コクヨ ステーショナリー事業本部 ECM部の萩原智慧氏は …