スマートフォンでのコンテンツ提供は、デバイスの進化によってリッチ化しているだけでなく、そのマーケティング上の重要度も大きく変わってきている。
位置情報活用:東京メトロ「MEET METRO」
当社、カケザンの属するD2Cグループでは、フィーチャーフォンの時代から、モバイルデバイスの捉え方を「24時間365日30センチ以内」に存在するコンタクトポイントと称してきた。
どんな時、どこにいてもインターネットとコネクトするというその本質は、フィーチャーフォンでもスマートフォンでも変わらないが、今ではLTEの高速通信とパケットの定額制などのインフラ環境が整い、さらにはデバイスの進化によって、より速く高品質なコンテンツを届けられるようになった。いつでもどこでも購買アクションを起こせるスマートフォン上で、ユーザーに向けてコンテンツを提供しブランドの認知やエンゲージメントを高めることの重要性は、言わずもがなだろう。
さらには、そのデバイス特有の機能、例えばジャイロセンサーやGPS、BLE(Bluetooth Low Energy)による外部機器等を活用することで、従来はデジカメやカーナビ、VRゴーグルなど、専用機器が担っていたファンクションをもスマートフォンが取り込みつつある。これはPCではできない芸当であり、もはやPCの簡易版的な考え方でスマートフォンコンテンツに取り組むのではなく、「スマートフォン・ファースト」の意識を持つことが重要だ。
ここでは、これらデバイスの特性をうまく活用したコンテンツ例に加え、スマートフォンのメディア特性の切り口も加えて紹介していきたい。
VRコンテンツ
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