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7年後の100周年見据え、「付加価値」の提案を強化

オリコム 代表取締役社長 大塚尚司

オリコムは4月1日付で、正盛和彦前社長が会長に就き、後任に大塚尚司常務取締役が社長に就任した。同社は前年度から、2022年に迎える創業100周年を見据えた経営計画を進めている。大塚新社長に今後の方針を聞いた。

オリコム 代表取締役社長 大塚尚司(おおつか・しょうじ)1958年生まれ。立教大学経済学部卒卒業後、1982年4月オリコミ(現オリコム)入社。メディア本部ラジオテレビ局長などを経て、2009年取締役営業本部長。常務取締役を経て2015年4月に社長就任。

─社長就任に伴い、社員に向けてどのようなことを話しましたか。

大きくは2つあります。一つ目は、オリコムの社風について。自由闊達で家族的な社風と言われますが、社員一人ひとりが責任を果たした上で、オリコムらしさをさらに発揮していこうということです。もうひとつは会社の歴史から。1922年に斎藤岩次郎が新聞折込広告の取り扱いを始めたのち、関東大震災と東京大空襲の2回、銀座の社屋を失いました。そうした困難を乗り越えて今があります。逆境に強いDNAを築いてくれた創業者、そして先輩方がつないでくれたオリコムの企業価値をさらに上げていこうということです。

中途入社の社員から、「オリコムは働きやすい会社だ」と言われることがよくあります。こうした評価はうれしいことですし、当社にとって財産です。良さは保ちつつ、時代のニーズに合った体制にしていく必要があると感じています。

――どのような経営方針を掲げていますか。

当社は2022年に創業100周年を迎えます。昨年度から …

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