今春より開始の食品の新たな機能性表示制度により、大手企業のみならず地域の中小企業にも、健康市場への参入の可能性が広がっている。ここでは、一足早く独自の食品機能性表示制度をスタートさせ、地域活性に取り組む北海道庁の事例を紹介する。
「ヘルシーDo」の認定を受けた商品群。一様に売上増の効果が出ているという。
健康を切り口に、新たな北海道ブランドを発信
北海道庁では2013年4月1日から「北海道食品機能性表示制度(愛称:ヘルシーDo)」をスタートさせた。北海道内で製造された加工食品について、道が委員会を設置の上、学識経験者の意見を聞いて審査を行い、「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」が行われた事実を北海道が認定するものだ。
北海道 経済部 食関連産業室 研究集積グループ・主査の菅野則彦氏は …
あと75%