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手書きの戦略論。

ネット広告は、刈り取りから関係づくりへ。

磯部光毅

前回はダイレクト論の1回目として、ワンダーマンの時代からの伝統的なダイレクトコミュニケーションについてまとめました。そして今回、第2回はネット広告について。1990年代からはじまったネット広告は、前回紹介したダイレクトマーケティングの7つの定義(双方向性/自由なメディア活用/費用対効果の追求/定量的効果把握/「反応」の重視/場所に縛られない販売/データベース活用)をすべて満たし、まさにダイレクト広告の遺伝子を継いでいます。事実、一昔前までのネット広告は、レスポンスとってナンボ、刈り取ってナンボの世界でした。

一方最近では、広告や自社サイトだけでなく、スマホのアプリやソーシャルメディア、デジタルクーポン、サイネージなどの活用でコミュニケーション領域がどんどん拡大して、より大きな可能性をもった「デジタルマーケティング」に進化しつつあります。ダイレクトからその先へと向かう、ネット広告の進化と拡大が今回のテーマです。

ネット広告とマス広告3つの特性の違い

ネット広告市場は、いまや1兆円規模。その勢いはものすごく、テレビ広告に次ぐ第2の媒体になりました。では、ネット広告とマス広告の特性の違いとは、いったいなんでしょう。

1つ目は「ユーザーの動き方」、つまり接触態度や購買行動の違いです。ネット上では …

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ネット広告は、刈り取りから関係づくりへ。(この記事です)
ダイレクトとはLTV最大化を目指す手法である。
クリエイティブブリーフとは広告の設計図である。
APとは、広告開発プロセスに生活者の視点を入れこむこと。
手書きの戦略論 「ブランドとは、『らしさ』の記憶である」
ポジションニングとは「勝てる競争軸の発見」である。

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