IBMの新しいグローバルキャンペーンは、動画が中心に据えられた企画だ。撮影クルーが世界中を短期間で飛び回り、IBMのクライアントを取材。全17カ国、60本にもおよぶ動画を制作・公開している。
Music Mastermind: 音楽 made with IBMクラウド. Made with IBM
「 made with IBM」キャンペーンで制作された中の1本、「音楽made with クラウド」。IBMのクラウドサービスを利用し、スマホで作曲できるサービスを開発したアメリカのスタートアップ企業が登場する。
世界17カ国をクルーが周って撮影
「今、世界では何が起きているのでしょう?」というコピーのもと、IBMが新たな動画キャンペーンを展開している。その名も「made with IBM」。同社には2万以上のソリューションがあり、お客様の課題も一つとして同じものはない。キャンペーンでは、同社がお客様と一緒に新たな価値を創造した事例を動画で紹介している。
制作された動画は、17カ国におよぶ事例40本とIBM社員インタビュー20本の合計60本。例えばその中の1本、「音楽 made with クラウド」では、アメリカのスタートアップ企業がIBMのクラウドサービスを利用し、世界中のユーザーにスマートフォンで簡単に曲づくりができるサービスを届けたことが誰にでも分かるように、約30秒の動画でまとめられている。
made with IBMの意図について、日本アイ・ビー・エム コミュニケーション&ブランドエクスペリエンス部長の山口有希子氏は次のように語る。「IBMは今年からパブリック・クラウドサービスなどに対する需要が高い中小企業群、いわばニューマーケットへ本格的に進出します。made with IBMは、この新しいターゲットの方々に、どうIBMの意志を伝えるべきかを、経営陣と議論する中で生まれたキャンペーンです。ニューマーケットにおける我々の実力を示すとともに、本気でそこを獲りに行くのだという社内外へ向けたメッセージでもあります」。
今回動画を中心に据えた理由は、「新しいマーケットで、IBMがお客様と一緒に作るストーリーを臨場感を持って伝えるのに、動画が最もマッチしていたから」だという。「B to Bのソリューションの話というのは、やはり分かりにくいんです。それを少しでも分かりやすく、身近に感じてもらうには、お客様がIBMのソリューションを使い、何かを実現したという世界中の事例を、その生の声と共に数多く紹介することが最適だと考えました」。
同社では約1年前にもクライアントの事例紹介ビデオを制作したことがあり ...