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クライアントが知っておくべきビジュアルの基礎

『センスは知識からはじまる』の水野学氏が語る、センスを身につけるための3ステップ

水野学(good design company)

デザインの専門家ではないから、デザイナーに指示できない?だが、ビジュアルのディレクションもクライアントの業務の一つ。ビジュアルを作れなくても、ディレクションと判断する能力は必要だ。パッケージや販促物、広告ビジュアルなどを制作する際に知っておきたい基礎知識や考え方を紹介する。

「自分にはセンスがないからうまく判断できない」「向いていない」と悩むクライアントの担当者は多いが、本当にセンスは「ありなし」なのだろうか。今年4月に『センスは知識からはじまる』を上梓した水野学氏は「センスは訓練し、後天的に身につけられるもの」と説く。

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水野学氏(みずの・まなぶ)
1972年東京都生まれ。good design company 代表取締役/クリエイティブディレクター/慶應義塾大学特別招聘准教授。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1998年にgood design company設立。ブランドづくりの根本からロゴ、商品企画、パッケージ、インテリアデザイン、コンサルティングまで、トータルにディレクションを行う。「One Show」金賞ほか国内外で受賞歴多数。

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「センスのことを気にかけている人はすごく多い。でも、同時にセンスについて多くの人が誤解しています」とgood design companyのクリエイティブディレクター、水野学氏は言う。その誤解とは「センスとは先天的なものである」というもの。「サッカーの日本代表になるにはセンスは必要かもしれない。けれど、僕たちのようなデザインの仕事について言えば、99%センスは知識で磨くことができると言えると思います」。こうした誤解と、「自分にはセンスがない」というコンプレックスが、自身の中にセンスを構築することの障壁になっているという。

では、クライアントの担当者が、仕事に必要なセンスを身につけるにはどうすればよいのか。「センスを身につけるには…

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