販促ツールやWEBなどの制作を依頼する際、何を基準に広告制作会社を選定したらいいのか? 広告主は図りかねている。広告会社とは違い、広告制作会社は全国に数多くあり、扱うジャンルも規模もそれぞれ異なる。このコーナーでは企業の担当者が何を重視して選定しているのかを聞き、そのポイントを紹介する。
「エクシブ箱根離宮」と「エクシブ鳥羽別邸」の新聞15 段カラー広告。100件を超える反響があり、数千万円の会員権が成約になったという。
会員制リゾートホテル「エクシブ」や「東京ベイコート倶楽部」、シティホテル「ホテルトラスティ」などを運営するリゾートトラスト。主力商品である会員制リゾートホテルの会員権の販売開始や開業時など、毎回媒体が持つ訴求力を生かしたコミュニケーションを展開している。これまでに掲出した新聞15段カラー広告は、伝わるビジュアルでその価値観と世界観を表現し、確実な効果を生み出した。
「制作会社には、会員権という特殊な商品・ブランドの理解に加え、富裕層という顧客ターゲットの感覚に向きあうことも求めています。ハイエンドの商品と顧客にマッチしたハイセンスな想像力が不可欠と考えています」と広報部の立園氏は語る。
右の新聞広告をはじめ、制作会社は商品の本質を見極め、的確に表現したという。同社にとって制作会社はどのような存在だろうか。「大切なパートナーです。夢と感動を提供する当社とともに、顧客を感動に導く存在を理想とします。一緒に仕事をする上で製作過程に問題が生じても、その問題を指摘しあいながらすすめていきたいという想いがあります。そのためにも慣れや信頼関係に頼りすぎることなく、お互いにさまざまな観点で力を高めると同時に、迎える時代の洗練性や新しさを追求していくことが重要と考えます」と立園氏は語った。
- 商品やブランドと真摯に向きあう姿勢
- 顧客を感動に導くクリエイティブ
- 時代の洗練性や新しさを追求していく考え
制作会社に求めること
制作会社は大切なパートナーと捉えている。お互いにさまざまな視点で力を高めていきたい、としている。