WOWOWが提供するコンテンツ一つひとつの魅力と、ラインアップの幅広さ。これを同時に伝えることで、WOWOWのブランド価値向上につなげていく。
今年7月1日付で現職に就いた石垣氏は、新卒で広告会社に入社し、営業として大手クライアントを3年ほど担当。コンテンツ制作への関心の高まりからラジオ局に転職し、番組制作やイベント事業企画を経験した。「映像にも挑戦してみたい」との思いからWOWOWに入社したのは、1999年のこと。音楽番組のプロデューサーを10年間、その後、事業部部長として映画やイベントの企画・制作を5年間担当し、現在に至る。「アイデアをもとに、ゼロベースから具現化していくもの、有名アーティストやヒット作品と連携して作るもの...さまざまコンテンツ企画・制作にトータルで15年ほど関わってきた。宣伝広告の投資最適化・効果最大化が重視されるなか、マーケティングの基本を押さえた戦略構築は大前提。それに加え、豊富な映像コンテンツを持つWOWOWならではの施策をいかに投じていけるかが鍵になると考えている」(石垣氏)。
映画、スポーツ、音楽と商品が毎月替わり、特定の番組が入会・退会者数を左右することも少なくない。この"人の出入り"をできる限り抑え、サービスを継続して楽しんでもらうことが、編成・営業・宣伝と部門を問わず全社的なミッションとなっていると石垣氏は話す。こうしたなか、マーケティング・宣伝部門では、従来も力を入れてきた個別の番組訴求に加え、WOWOWそのもののブランディングにも注力していくという。