東京スカイツリーへ移転
東京スカイツリーが5月22日で開業1周年を迎えた。東武鉄道は展望台や商業施設を含めた「東京スカイツリータウン」の累計来場者数が5000万人を超えたと発表。新たな東京の名所としてすっかり定着した。一方、地上デジタルテレビ放送の東京タワーからスカイツリーへの送信所移転も大詰めを迎えている。
移転への万全の体制
2011年7月24日のアナログ放送終了(東北3県を除く)から約2年。
在京テレビ6局(NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)の送信所が、現在の東京タワーからスカイツリーへ5月中にも移転が行われる。ただし、移転の日時は「慎重に判断する」としており、現時点でも正式な発表はされていない。
在京6局はスカイツリーへの送信所移転を当初、今年1月ごろをめどに作業を進めてきた。しかし、昨年2012年7~10月に試験電波を送出し受信状況を調べるサンプル調査を実施したところ、予想より大規模な受信障害が発生する可能性が判明。
そのため、移転を今年2013年「5月ごろ」に延期した。
スカイツリーのカバーエリアは関東地方の約1500万世帯。このうち約7割はCATVや光ファイバーなどでテレビを視聴している。アンテナで直接受信する世帯は約3割で、このうちの特定の地域で受信障害の可能性がある。
あと65%