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担当者が語るIRの現場

対話と交流を重ね「三世代カゴメファン株主」を増やす

カゴメ

従来の定型的な情報開示に留まらず、多様な方法で株主や投資家、アナリストに社の魅力を伝えようと試みる、IR実務担当者が登場します。

今年6月に大阪で開催した「社長と語る会」には10人の株主が参加。同じく6月に開催した菜園見学会では福島県の「いわき小名浜菜園」を訪問。10組20人が参加し、3種のトマト狩り体験も実施した。

カゴメの創業は1899年。創業者の蟹江一太郎が、日本で初めてトマトの発芽に成功した日に始まります。創業以来、トマトなど自然の恵みが持つ価値を活かした商品の開発・提供を通じて、人々の健康的な食生活の実現に貢献してきました。今日では日本で消費されるトマトの約3割、緑黄色野菜の約1割を供給するに至っています。

トマトケチャップや野菜ジュースを国内で製造販売する会社と思われる方も多いと思いますが、海外でも大手フードサービス向けのトマトソースなど業務用事業を展開しており、海外売上比率も既に20%を超え、グローバルな企業として成長しています。

長期ビジョンとしては、10年後にありたい姿として「食を通じて社会問題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業になる」ことを目指しています。健康寿命の延伸、農業の成長産業化、地方創生などのテーマに深くかかわり、トマトと野菜、フルーツなどを使った商品を提供することで社会に貢献し、持続的な成長につなげたいと考えています。

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