目指すは時価総額1兆円企業 日清食品HDの「株価連動型社食」誕生の理由
株価とメニューが連動し、業績が上がれば豪華、下がれば質素に変化する─。そんな日本初の社員食堂を3月末にオープンしたのが日清食品ホールディングスだ。ユニークな取り組みの背景には、高い目標を掲げる中期経営計画があった。
「戦略的社内広報」で社員が変わり、会社が変わる。
名古屋に本社を置く総合セラミックスメーカー・日本特殊陶業。 2016年11月に創立80周年を迎えるにあたり企業メッセージを社内公募するなど、 広報を起点とした意志統一とコーポレートブランディングを推進してきた。
5月からウェブ社内報をスタート。尾堂真一社長のブログも。
日本特殊陶業では4月、経営戦略本部の中の独立した部門として広報部が設立された。広報が経営における重要な機能として位置づけられており、2020年度に向けた目標である売上高5200億円、営業利益1000億円達成を目指すための組織改編の一環だ。
今年11月には創立80周年を迎えるが、2014年11月には周年企画を推進するワーキンググループが発足した。
「制服の刷新や式典の企画、社会貢献活動などとともに広告宣伝に関するグループが立ち上がり、広報部もメンバーに入ることになったんです」と話すのは広報部副主管の北河広視氏だ。
「創業時からBtoBでビジネスを展開してきたため、一般のお客さまへの認知度向上をあまり重要視してこなかった」という同社だが ...