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潜入!今月のイベント通信簿

山本耕史出演「ヘネシーX.O」アトラクション体験型イベントを勝手に採点

日々行われる百花繚乱のPRイベント。対応力、柔軟性が物を言うイベントの現場に潜入し、ポイントをチェックして採点します。

5月19日、コニャックの複雑な味わいを映像や拡張現実(AR)で体験できるイベント(同20日開催)がメディアや招待客向けに先行公開された。イベントは、MHD モエヘネシー ディアジオの「ヘネシーX.O」のキャンペーンの一環で、若い世代など新規顧客の獲得が狙い。会場には、ヘネシーX.Oの味や香り、後味などを映像などで表現した、7つのアトラクションを用意したほか、ヘッドセットを装着すると3Dオリジナルムービーが楽しめるコーナーも。当日は俳優の山本耕史らが一足早くアトラクションを体験し、報道陣の前で感想を語った。

「ヘネシーX.O」プレス向けイベント

2016年5月19日(木)茅場町・共同ビル

  • 日時/5月19日(木)17時~18時(芸能イベント)、19時半~21時(アトラクション体験、入出場自由)
  • 会場/茅場町・共同ビル
  • 登壇者/山本耕史(俳優)、市川右近(歌舞伎俳優)

    総評
    「招待客重視」は分かるけど……メディアを呼ぶなら最低限の配慮を

    ヘネシーX.Oの複雑な香りや味を、アートで表現する今回のイベント。招待客も多く参加し、おしゃれな雰囲気の中で感度の高い若者が自撮りを楽しむ姿も。ただ、招待客対応を重視してか、メディアへの配慮はおざなりな印象。例えば、芸能イベントでは、招待された俳優の山本耕史は、妻である堀北真希の引退が噂されているとあって、スポーツ紙やワイドショーが数社来ていたものの、目立った演出はなくお酒にまつわるトークが展開されるのみ。さらに、芸能イベント終了後から体験イベント取材まで1時間半の空白があり、両方取材したいメディアを想定していないかのように思われた。

    14/25点

「ヘネシーX.O」プレス向けイベント
16:30
受付開始

POINT:案内状「3点」

(配信タイミングは。関心を引く伝え方ができており、分かりやすくまとまっているか。)

案内状には、アトラクション体験の詳細のみが書かれ、「※芸能イベント 17時~18時 詳細はお問い合わせください」との一文が。PR会社に問い合わせるとタレント名は教えてもらえたものの、受付時間などの詳細は連絡なし。「あまりメディアを呼ばないのかも?」と高をくくり、17時ぎりぎりに行くと、すでに数台のテレビカメラがスタンバイ完了、記者席は十数人の記者ですし詰め状態……。聞かなかったこちらが悪いものの、のっけから残念な気持ちに。



POINT:受付「2点」

(メディアを待たせることなく、てきぱきとスマートに対応ができているか。)

私はうっかりビルの別の入口から入ってしまったようで、電気が消えた建物内で迷子になり、結局受付を通らずに会場に行き着いてしまった。「この入口ではありません」といった張り紙一枚あると、迷わずに済んだかも。

17:00
芸能イベント開始
主催者説明
17:05
山本耕史トークセッションフォトセッション

POINT:会場「5点」

(イメージに適した選定か。キャパシティは。撮影スペースが確保されているか。)

イベントにはメディアだけでなく、招待客の姿も。会場も高級バーのようなおしゃれなつくりで、ドレスアップした招待客がアトラクションやオリジナルカクテルと一緒に自撮りを楽しむ姿も。インスタジェニックな会場は、今や体験型PRイベントの新常識といえるのかも!

17:30
市川右近、囲み取材

POINT:「演出」「3点」

イメージに合った絵づくりができているか。撮影ポイントがあるか。楽しませる構成か。

アトラクションはどれも凝ったつくりでフォトジェニック! ただ、前半の「芸能イベント」はらしい演出は一切なく、タレントのトークセッションとフォトセッションのみ。報道陣の入りは悪くなかったものの、ちょっと物足りなく感じたのは私だけ?

18:00
芸能イベント終了

POINT:進行「1点」

(全体として、滞りなくスムーズな進行ができているか。メディアにとって満足のいく進行か。

17時の芸能イベントは18時前に終了。体験イベントはその時すでにオープンしていたが、招待客の都合なのか、取材できるのは19時半から。その間、1時間半近く、カフェで時間をつぶす羽目に。諦めて撮影せずに帰っていく姿も。

19:30
アトラクション体験(入出場自由)
21:00
終了

お土産で配布された、オリジナルノート。高級感もあり◎!

    本誌カメラマンは見た!
    ムーディーなのはいいけれど…暗闇の撮影は難易度高し

    体験イベントのメインは、光や音などでヘネシーX.Oの世界観を表現する7つのアトラクション。淡い光で表現され素敵なのだが、光や音を際立たせるためか、いかんせん部屋が暗い。ただ、フラッシュを焚いてしまうと微妙な色の具合が表現できず、照明を使って明るくすると光の演出を楽しむ招待客の邪魔になってしまう。百戦錬磨の本誌カメラマンでさえも撮影に苦戦していた様子だった。

〜イベントこぼれ話〜

参加者には、紅茶でつくった氷にヘネシーX.Oを注いだオリジナルカクテルもふるまわれました。おしゃれ!

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