日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

社内コミュニケーション 改革のプロセス

スカイマーク支援のインテグラル・佐山氏が全支店の従業員と会った理由

佐山展生氏(インテグラル 代表取締役パートナー)

スカイマークの経営破たん。業界が騒然とする中、最も衝撃を受けたのは約2000人の従業員だ。いち早く支援に乗り出した投資ファンド、インテグラルの佐山展生氏がまず着手したのは、全支店を回り従業員の不安を払拭することだった。

2月28日、スカイマークの従業員やその家族を羽田空港本社に招き、見学会を実施。
機内の様子を見学してもらい、同社の現状について説明した。

M&Aの第一線で活躍

運輸・航空業界に大きな衝撃を与えた、国内航空第3位のスカイマークの経営破たん。同社は今年1月28日、東京地裁に民事再生法適用を申請、新たなスタートに向けて舵を切ることとなった。いち早く同社の支援に乗り出したのが佐山展生氏率いる投資ファンド、インテグラルだ。

佐山氏といえば、阪急・阪神合併時に阪急側のアドバイザリーを務め、阪神株式の大量取得に乗り出した村上ファンドとの交渉役を務めたことでもその名を知られ、日本においてM&Aの第一線で長年活躍している人物だ。

現在も投資ファンドのトップとして企業への投資を行い、数々の企業の「変革」に取り組んできた。経営が大きく変化する局面において、従業員にどのような変化が生じるのか。また、社内に必要とされるコミュニケーションとは─。現在、再生計画や支援先のエアラインをめぐり、大きく揺れるスカイマーク。キーパーソンである佐山氏にインタビューした。

インテグラル 代表取締役パートナー
佐山展生氏(さやま・のぶお)

京都大学工学部高分子化学科卒業後、1976年4月帝人入社。87年、三井銀行(現・三井住友銀行)へ。98年ユニゾン・キャピタル共同設立代表取締役、2004年GCA(現・GCAサヴィアン)共同設立。07年、インテグラル共同設立取締役パートナー …

あと80%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

社内コミュニケーション 改革のプロセス の記事一覧

社内でウォーキングレッスン?! 社内活性化のアイデア8事例
インターナルコミュニケーションの効果検証、外部視点の導入とKPIが課題
伊藤忠、社員を前面に出す広告の効果は?
職場の風通しが業績に直結!社内コミュニケーション最新事情
真の敵は身内!?社内に潜むリスクのタネ
新卒エントリー数が7倍に!アルパカの「クラレちゃん」起用の効果
ベンチャーの成長を後押しする社内コミュニケーション「クエスト制度」とは
年1000点の新商品を生む アイリスオーヤマ、強さの秘密
男性幹部の意識改革を!「佐川女子」活躍への道
野村総研で27年ぶりに復活の社内運動会 参加者満足度9割の秘密
10年ぶりの上場を実現させた 西武HDのグループビジョン共有法とは
スカイマーク支援のインテグラル・佐山氏が全支店の従業員と会った理由(この記事です)

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する