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「ものづくり」技術と広報

海外向けFacebookページのファン3万人超 世界シェアNO.1を達成した町工場のウェブPR

メトロール

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英語、ドイツ語、中国語、台湾語など5カ国対応のサイトを運営。サイトを通じて受注に至るケースは多い。

ウェブを効果的に活用
世界トップシェアの秘密とは

メトロール (精密位置決めスイッチ)

工場の自動化に使われる、工業用「高精度センサ」を製造・販売するメトロール(東京・立川)。社員120人の中小企業ながら、工作機械の工具の磨耗をミクロン単位で検出する「ツールセッタ」は世界トップシェアを誇り、現在64カ国1200社以上と直接取引している。

今では中国や台湾などに拠点を持つ同社だが、海外取引がスタートしたのは実に18年前。海外向けECサイトを立ち上げたところからすべてが始まった。松橋卓司社長に海外展開の成功の秘密を聞いた。

5カ国語対応ウェブサイトは

同社が海外進出に乗り出したきっかけは何だったのか。松橋社長は「製品開発や販売の自由を得るため」と即答する。

「日本の特定の機械メーカーに取引を依存すると、売上が大きく変動してしまう。世界中から少しずつ、雨水を集めるようにして売上をあげたほうが、健全で自由なビジネスができる。それがひいては、付加価値の高いモノづくりにつながります」。

転機となったのは1998年、アメリカの展示会。片道8時間をかけて、製品を買いに来た顧客がいた。この出来事から海外でのニーズを確信した松橋社長は同年、海外向けのウェブサイトを開設。すると突然、中国から直接取引を求めるメールがきた。相手は今やスマートフォン部品を量産するEMS企業だった。このようにサイトを通じて大口の取引が決まることも少なくないと松橋社長は語る。

「日本のエンジニアも海外のエンジニアも、問い合わせをする内容は同じ。国内も国外も等しく、技術的な質問に答える必要があります。特に海外の場合は多言語対応したサイトがその役割を担うことになる。最初に自社を知ってもらう入口となるサイトの内容が充実していなければ、興味を持った潜在顧客と出会うせっかくの機会を損失してしまいます。BtoBでもBtoCでもそれは同じで、とにかく“やった者勝ち”だと思います(笑)」。

世界のエンジニアとつながる

Facebookやブログの活用も売上増に一役買っている。同社の海外向けFacebookページの「いいね!」数は ...

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