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成功するベンチャー企業のPR

商品設計からPRを意識 スペースマーケット重松社長の広報戦略

スペースマーケット 重松大輔

重松大輔(しげまつ・だいすけ)氏
1976年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒。2000年NTT東日本入社。2006年、当時10数名のフォトクリエイトに参画。一貫して新規事業、広報、採用に従事。2014年1月にスペースマーケットを創業。

ユニークな貸しスペースを提供

1月16日、デジタル決済サービスの日本PayPalやスタートアップ系メディアのTech in Asiaと合同で、ベンチャー企業や投資家など約400人を集めた賀詞交換会「KIGAN」を開催。ユニークな貸しスペースを展開する同社らしく、増上寺(東京・港)にて開催した。

創業わずか1年ながらメディアからの注目度が急上昇しているベンチャー企業がある。「球場からお寺まで」のキャッチコピーで空きスペースの貸し借り仲介ビジネスを展開するスペースマーケット(東京・新宿)だ。

代表取締役の重松大輔氏は起業前の広報経験で培ってきた幅広い人脈と独自のPR手法で新会社の広報戦略を軌道に乗せ、現在の取り扱い物件数は、当初の14倍の1400件と事業も好調だ。メディアから注目されるために、重松氏が採った手法に迫る。

きっかけは運だった?

「『うちで会議室がいっぱい借りられます』と言っただけでは何もおもしろくない。『会議室』でネット検索すれば何十社も出て来る。その中でどう新しく見せるか」。

あけすけと語る口調に、結果に裏打ちされた自信がにじみ出ている。

起業のきっかけは …

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