日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

2014年のヒットに学ぶ 商品広報のノウハウ

「けん玉」でインバウンドPRに成功、世界大会開催で広島・廿日市も活性化

グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)

7月11日、ワールドカップ前日には広島県廿日市市の厳島神社を参拝。高舞台での「奉納けん玉」として、パフォーマンスが披露された。

PRのポイント(1)

けん玉発祥の地で国際大会

2014年7月、広島で待望の日本での国際大会「けん玉ワールドカップ廿日市2014」を開催。これを機に、けん玉発祥の地として活性化しようと、地元の全面的な協力を得られたことが成功の要因に。

1万円超のけん玉が国内外へ

今、にわかに注目を集めている「けん玉」。昔ながらのおもちゃと思うなかれ、2007年ごろに米国でスケートボードやヨーヨーと同様にストリートカルチャーとして広がり始め、現在では日本でもけん玉人口が増加中。テレビ番組で芸能人が挑戦する模様や、人気けん玉ユニット「ず~まだんけ」の華やかなパフォーマンスを目にしたことのある人も多いだろう。

もちろん、1000円程度で買えるけん玉も発売されている。だがその一方で、1万円を超える高価格帯のけん玉「夢元無双」が、国内外のファンの羨望を集めている。「けん玉発祥の地」である広島県廿はつかいち日市市の木工製品メーカー、イワタ木工が手掛けるこのシリーズは、新商品発売と同時に完売が続いており、直近の商品は直販サイトにて公開後3分で300個が売り切れた。大量生産が難しい中、2013年11月のシリーズ登場後、これまで累計3500個が国内そして世界へと渡っている。

イワタ木工は2013年までの数年間、けん玉の製造を休止していた。その間は現在の主力事業である化粧筆の軸の生産に特化していたが ...

あと81%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

2014年のヒットに学ぶ 商品広報のノウハウ の記事一覧

売り切れ続出で1カ月待ちも 宇都宮の物流企業が生んだ「かけるギョーザ」って?
接触事故を軽減するスーツケースでマナー呼びかけ、国産バッグメーカー「エース」のPR戦略
「インキ色別に大人買い」多発!子ども向け万年筆「カクノ」ヒットの裏側
「けん玉」でインバウンドPRに成功、世界大会開催で広島・廿日市も活性化(この記事です)
「菓子」の枠を超えられるか?ビックリマン30周年でネットPR強化
報道資料の中に隈取が!海外展開も始まった「歌舞伎フェイスパック」のPR戦略

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する